2016年6月22日水曜日

蒼葵方言例文

・原文
言語は人類にとって文化の産物であり、文化を形成する重要な一部分です。
言語の多様性が失われるということは、その地方の個々の風土・自然環境などを適切に表現する方法が失われるということにもなります。

単にその地方の文化が失われるだけでなく、認知科学や自然科学の研究にとっても大きな損害となり得ます。言語多様性の重要性について学び、考え、言語を文化遺産(知的遺産)として認識し、保全して行くことが重要です。

・正式表記
言語ゐ人類しじゃ文化じゃ産物在りゃち、ゐ文化形成しゃ重要え一部分在りゃん。言語じゃ多様性しゐ失ゐことゐ、ゐそじゃ地方じゃそれぞれじゃ風土・自然環境など適切せき表現しゃ方法ゐ失われりこと在りゃん。

単せきそじゃ地方じゃ文化しゐ失われれだけし終われぬり、認知科学や自然科学じゃ研究ねせも大きえ損害しゐ成れよ。ゐ言語多様性じゃ重要性学べしち、考えしち、ゐ言語、文化遺産ね認識せしち、保全せ在りゃことしゐ重要在りゃん

・音声
http://tts.imtranslator.net/Yv4D

2016年6月14日火曜日

アルヒトの銃

大切に扱っていた愛銃が壊れてしまった。この街では身を守るために銃が必要というのに。護身用の小銃を納屋に置いたままであるのに、昨日鋤を取り出すときに気付いた。夜中銃を愛でていると、撃ちたい衝動に駆られて近所の野良犬を撃ったら狂ってマガジンが空になるまでぶっ放し続け、しまいには銃身がひん曲がってしまった。ああ、お向かいのご近所さんの玄関がボロボロ。まあ、この街ではよく在ることだ。誰の所存など、気にするものは居まい。この街の誰もが言う言葉に次のようなものが在る。

「銃は消費するものだ。」

そういうわけで、この街では身を守るために銃が必要なわけだが、わざわざ闇市場まで出て行かなくてはならなかった。面倒だが、命には代えられない。前行ったところと同じところに行くと、店主がにやけ顔で出迎えてくれた。

「また着たのか。」

「銃が完全にぶっ壊れちまったから、寄ったんだ。」

そういういうと店主は笑いそうになるのを堪えながら、店の中に案内した。店の中には凄い数の銃火器が揃えられており、この銃規制の国でどこから仕入れたのか全く分らない銃ばかりだった。
店主は外国製らしき珍しいフォルムの猟銃を愛で、おどけながら、私にこういった。

「外国の銃は凄いらしいぞ。リロードしたり、弾を撃つ事が出来るらしいぞ。」

私も店主におどけながら答える。
「そうか、それは幾らなんだい?」

「そんなものはこの国には無いぞ。」
警官が店の入り口に立っていた。銃を構えて、自分達を威嚇している。店主は怯えて裏口から逃げて行ったようで、自分も急いで裏口から逃げようとする。しかし、その瞬間無慈悲に銃声は鳴ったのである。


こうして、私は逃げることに成功して日記を書いているわけだが、私が無傷で銃を向けた警官から逃げられた理由としては警官がこの国で銃を撃ってしまったからだろうと思う。

2016年6月6日月曜日

【理訳】アルヒトの手記 - Alhjite'd starsdirxes

長年使っていた椅子が壊れてしまった。軽くて丈夫で扱いやすかったので重宝していたが、少し乱暴に扱ってもいたし、今まで私の身体を支えてくれたことに改めて感謝した。

 Liaxu aleron lex lus pernal elx edixa snuvod. Mi tisod penxeno fal la lex mels la lyes adit anka, lussyken pa elx edixu mi lus normtaonashoj la lex. Mi mak slaxers la lexe'c virlio'sci lixer'it.

とはいえ、私の生活に椅子がないのは大変不便であったので、似たような椅子を買おうと思い、翌日隣町まで赴いた。いつもは近くの家具屋で適当に見繕うのだが、以前友人から聞いた店の話を思い出し、そこに行ってみようと思ったのだった。

Mal, xeu'd nurun io mi tydiest mele'd marla'l fua dosyt pernal xale la lex fai mi tisod eso sietivo'st filx pernal i fea ny penxen. Mi tydiest diepojastan fai yst kenis senosto'i la lex fal nestil ban mi jui dosyt fal mele'd lopuden diepoj.

その店の外装は綺麗と言えるものではなかったが、その中は案外片付いていた。どこかで嗅いだことのあるような、安心する匂いがした。店主に椅子を探している ことを伝えると、まさに私好みの椅子を持ってきてくれた。どうして私の好みが分かったんですかと尋ねると、店主は自慢げに笑いながら「こんなボロい店が何も無しに続くわけなかろう」と答えた。
 Tisodanerfe ycax fal laxy filx diepojastanen ny leskcalirz es niv stidisn nes. Mi lusarkes fon la niurn. Mi jostol melferto pernala'it i diepoisilarta'l mal diepoisilarta letixerlst pernal zu es mi'd lirfenasch. "Harmie co firlex mi'd lirfenasch?" Mi nun la lex mal diepoisilarta kacklemiejon lkurf tea ny la lex. "Fqa xale penulupe diepojasta zel niv filx snalu."

結局、その椅子を買って帰った。玄関を開けると、壊れた椅子 が壁にもたれて待っていた。長年の友と別れるのが惜しくて、しばらくの間そのままにしておくことにした。元々狭い部屋がより一層狭くなってしまった。物が 捨てられないのは私の悪い癖だが、今回については誰も責めてくれないでほしい。
 Mi dosyt apaskenj la lex mal edixa mi dostisle. Snuvoden pernala's snoipe'l nololon mili mi fal stisniev. Aler mena'it fankeno m'es tuvyj, mi torln la lex fal fhasfa. Lystetal vatimel is lystetal. Niv ysevo p'es mi'd niukirname cis, elx lecu narto melsj fhasfa tirfa niv plax.