2017年9月7日木曜日

ブラーフイー語斈習メモ

・性
名詞の性を表すブラーフイー語の特定の用語はない(は?)
名詞には生物名詞と無生物名詞がある。
無生物名詞は例外なく中性名詞に分類される。
生物名詞はそれぞれの性に従い男性名詞と女性名詞に分類される。
生物名詞の性が標示されない場合はبر narを男性、ماده madaを女性として分別して明示することがある。

بر بيش nar bish 雄ロバ
ماده بيش mada bish 雌ロバ

・数
基本として、ブラーフイー語の名詞の複数形は-akによって構成される。
masir 少女 → masir-ak 少女たち
sil 肌 → sil-ak (多くの)肌
bamus 鼻 → bamus-ak (多くの)鼻

(訳注:何だこの複数形の例訳しづらいぞ)

例外(1)、alif, nun, waw, yaで終わる名詞
通常、複数形が-kになる。

ba 口 → ba-k 口々
khan 目 → khan-k (多くの)目
du 手 → du-k (多くの)手
hulli 馬 → hulli-k 馬たち

例外(2)、ra, taで終わる名詞
通常、複数形が辞書形の語尾を落として-kを付けた形になる。

nat 足 → nak (多くの)足
hor 指 → hok (多くの)指

例外(3)、ha, 母音で終わる名詞
通常、複数形が-ghakになる。

puzah 髪 → puzahghak (多くの)髪
bawa  父 → bawaghak 父たち

(訳注:「母音で終わる」の原文はمفتوح letterとある、アラビア語で「開ける」の意味なので開音節と解釈した。また、転写におけるghはアラビア文字ではガインで表記されている。有声軟口蓋摩擦音か、それとも違うやつか。)
(訳注2:مفتوح letterはkphtによるとaで終わる単語らしい。母音記号の名前がそういえばファタハであったが、語根f-t-ḥという動詞は「開く」という意味と、「ファタハの母音を付ける」と言う意味があり、後者の受動分詞であるらしい。やはりその道の人に聞くことは大切なことだ。)

・格
主格を含め、ブラーフイー語には6つの格の屈折・前置詞が存在し、辞書形である主格にそれを添加する。

単数形格語尾は次のようになる。
na 属格
e 与格・対格 (訳注:タミル語の口語形対格と同じ。何故かヤーで書かれているのが良く分からないが、yeが削れたのかしら。)
an 奪格
to 奪格(訳注:クソ西洋言語学である。ここでは(多分)具格のこと。)
ay 処格(訳注:towards or on、~へ、で)
iska 処格(訳注:up to、~に)
ay 呼格(訳注:は?処格と被ってる💢)







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