2017年11月4日土曜日

1.2.2 Proto-Dravidian culture

 ドラヴィダ祖語の話者の文化は基本的にDEDR(1984)の比較単語によって再構される。これに類似したものが他の語族に対しても行われている(Mallory 1989: ch. 5)。しかし、
ドラヴィダ語族には、いくつかの制限がある。:

 1. 四つのドラヴィダ語は、紀元前から11世紀の間に歴史と文学を残している。文語の有効な辞書は、それぞれの10万以上の単語・語法に広範囲にわたっている。口語に関してはこれは同一水準で残っていない。トゥル語は現在六種の辞書があるが、コダグ語にはそれほどのトゥル語と同じほどの準文学的な辞書がない。The BaDaga-English Dictionary 1992 by Hockings and Pilot-Raichoor はかなり大きな辞書である。残りの二十また口語はとにかく記録されていない。したがって、ほとんどの同根語は、南ドラヴィダIに属するタミル語、マラヤーラム語、カンナダ語と南DravidianIIに属するテルグ語の4つの文学言語になる。他のグループにおける借用語の不在は単語または概念がドラヴィダ祖語に無かったということを代表している。マイナー言語における名前(借用語)の存在とメジャー言語におけるその除外は文語においてそれが消滅するという重要な現象がみられる。しかし、逆はない。

 2. 史料の意味論的変化はある程度、原義と変化の潮流を識別するための手掛かりをくれる。私たちは確かな歴史的、論理的根拠に着目し、これらのいくつかが推論的存在の危機である。

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