2018年12月28日金曜日

"Icekai" es xorln unde #5の精読

和訳は私による拙訳であり。非公式である。

“Ers tepiex......”
「あっけなかったな……」

Edixa la lex es ez fegerdirverl.
それはしっかりとしたfegerdirverlだった。
→fegerdirverlが何かよくわからなかった。
→なんかココらへんはdiscordで話した気がするなと思ったら、「感想」という意味らしい。おめえ、ふぁふすは辞書にちゃんと書けという感じだ。となると、[feg-er-dir-v-erl]ということかな。

Edixa ers lajnef sesnudo mal knastan es xorln lyned.
正当防衛で、相手は妙な生物だった

Pa cene mi fyrfsyk io reto e'i?
しかし、俺は簡単に殺すことが出来たのだろうか?
→ioが妙な位置にあって不自然に聞こえる。自分だったら、fyrfsykonにするかなあ。

Tan, edioll klian molal io elx liacy xenon veles laoziavo mal kafi’a toxa unses.
そして、クリャンが居たところに淀みが作られて、光る石が落ちる。
→unsesはおかしいなあと思ったけど結果存続相だしまあ良いのかという感じになった。
→elx (助動詞)は動詞の前に来ることが多いと思う。
→veles/celes Vの助動詞って結構気になるわけだけど、まあvel/cel由来だし、あまり深く考えなくても良くねという話がある。

Edixa lior la lex mag snyxus mal fonti'a.
それを気にしていたから拾って、確かめてみた。

Mal farceso’i liuson plas xale ny la lex josnyn.
そして、解読を使って前のような説明を表した(?)
→副詞節は動詞の前後にしか来れない。josnynをliusonの後に置いて、"plas"を"plasa's"にすれば完璧そう(或いはliusonjにして副詞節を後ろに置くのも良い。)

Khelten toxa : Ers xemen lynede’d kheltesneje’st alfanusteso.
魔法石:変性生物の魔法力が結晶化したこと
→alfanusteserl、確かに-oが対象を表している場合もあるので類推としてはあっているが基本的に-oは事象を表す動名詞で、-erlは対象を表す。

Xemen lyned es klian ad ete'd erjen ferlk lyme.
変性生物というのはスライムやら他のを引っくるめた名前だろう
→erjenの位置はetの前だと自然な感じがする。

Jol la lex es niv launsar'd xemen vykot.
下の世界の変性生物のことではないだろう。

Tan, jol toxastan es penxen fua fhasfa gelx selene letixelst, pa xalwa plorulon letix niv wounsa.
それでは、この石は何かに使えるだろうから、持っておきたい。だが、残念ながら服にはポケットが無かった。
→そういえば、最近気付いたんだがリパライン語の句読点の使い方ってちゃんと考察とまとめがされてないからあれだが、とりあえずpaの前に,はあまり打たない。"e es e mal, e es e"のような書き方はされていたことがあるし、その名残が幾つかの接続詞で書かれることもあるのでそれはありなのだが、今ではあまり書かないのが主流。

Hame lecu mi es?
俺はどうしよう?
→esの他動詞用法を明示したほうがよいので、"e'i"があると良い。

Liaxu la lexe'i tisodil io aplansalustaxm vilartirgon josnyn.
そう思った時、画面が慣れた様子で現れた。
→vilartirgonの意があまり良く分からなかった。この訳で良いのだろうか。

Anfitir celnirfe
保存空間
→単純にanfitirrgalとかL'anfitir celnirfeが良さそう?前回の添削でなんか云ってそうなのでそれに沿って頂く感じで(適当過ぎる)
iu
なし

Fqa es anfitir celnirfe'd anfi'e'd asnast n.
これは保存空間の能力の効果か?
→anfitir celnirfeに関しては同上。

Mal liaxa cuturlil ler tisodon elx jol la lex es anfitirgal nillast.
それでは出た時に思ったようにそれは文字通り保存場所ということになるのだろう。
→副詞節は恐らく掛けにくくなるので、困るところだ。"Mal, Jol la lexe's anfirtirgala'c es dalle elx liaxa tisodo lerj cuturlil."とかにすると綺麗に見える。

Festelon tisodain “Anfitir khelten toxa”.
試して念じる、「魔法石を保存せよ」
→festelの語義が多いので格組の固定がないと何の意味か良くわからなくなってしまう。かといって"e'i e'c festelon"と言ってもまどろっこしいので、素直に"ankalefeneson"とかにすべきなんだだろうか。

Anfitir celnirfe
→同上
Khelten toxa×1
魔法石×1

Xeu io tisodain “Moute khelten toxa” mal niacicen iulo elx liaxa voles.
次に「魔法石を取り出せ」と唱えると、逆のことが起こった。

Edixu fartenerxi la lex pelx cene niv tvarcar.
それは予想していたが、信じることが出来なかった。

Hame morslyr'd mefidirgium es fal fqiu unde n.
この世界の物理法則はどうなっているのか?

Lirs, cirla io anfi’estan es penxen.
まあいい、この力は本当に便利だし。

Fenxis mi elenorfen elx veleso fhasfa'i tvarlo.
俺は何か盗まれることを心配しなくても良くなった。

Yst mea cene mi fyrfsykon vonserna nisnin mors at.
しかも、俺は重いものも簡単に運べるようになった。

Fai sysito liaxa mak dexaftest panqa'd kravnivo fon anfi’e melx jol mak tat kaxilijasa'l.
何はともあれ、また一つ能力の謎を解いたことだし、村に向かって歩くことにしよう(?)
→kravnivoは恐らくkarnivanoのtypo
→melx以降、jolというかlecu mi~みたいな感じがしたのだが違うのだろうか。

2018年12月1日土曜日

c/k書き分け問題を考察する

悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2018 一日目の記事です。

1. あぶすとらくと

こんな話がある。
つまり、「悠里は万年メンテ界隈」という話だ。悠里における創作は漸進主義的なもので、進歩していく創作であると。科学的考証やデータの統一化、整理などが常に行われ続け、不明瞭な部分が明らかにされていく――そういう、創作であることは古理字存続論争などで明らかになっているものだろう。というわけで、悠里・大宇宙界隈AdC2018の最初の記事にふさわしいのはそういった原則に沿ったものだろうと思う。

 まあ、クソみたいな御託はおいておくとして、この記事は先日私が以下のような前々からの疑問をツイートしたところから始まっている。
この記事ではこの問題について考えていきたい。

2. /c/と/k/の状況整理

/c/と/k/は碑文体の時代から書き分けが起こっている。これはつまり、碑文体が用いられていた古リパライン語後期には既に/c/と/k/を書き分けていたことになる。逆にロライヘル文字には本来/k/しかなかったため古典リパライン語の最初期に/k/と/c/の書き分けは無かったことになる。

古リパライン語の/c/と/k/は本来[k]で発音されていたが、中期リパライン語までに多くの/c/は[s]に変化していた。古典リパライン語の/c/に由来する古ユナ語の*cに属する27単語中、[s]になった*c2は16個である、[k]になった*c1は7個である(ゼロになる*c3は4個、chになる*c4は1種類)。比較すると、どうやら*c1はo, aなどの紅母音に属する母音が続く場合が多く、*c2は蒼母音に属する母音が続くものが多い。/c/の状況も整理すると以下の通りになる。

《/c/》
古典 /c/ [k] → 中期 /c/ [s]
古典 /c/ → 古ユナ語 /k/(*c1) [k] /___o, a もしくは ___r もしくは ___Vn
古典 /c/ → 古ユナ語 /c/(*c2) [s] /___i, e, u, ə

古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]
古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]
古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]
古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 ゼロ / 語中

《/k/》
古典 /k/ [k] → 中期 /k/ [k]
古典 /k/ [k] → 古ユナ語 /k/ [k]
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /k/ [k] → 現代ヴェフィス語 /k/ [k]
古典 /k/ → フラッドシャー語 /ch/ [ʧ]

興味深いのは*c1/c2のような変化はヴェフィス語では/k/に対して起きているということである。
恐らくヴェフィス語族で起きている/k/ -> /ch/の変遷は/c/で起きた変化に対する類推で発生したのだろう。
ユナ・リパラオネ語派ではそのまま残ったので語族ではっきり別れているのが良くわかる。

3. 適当に考える

ロライヘル文字で書かれていた古典リパライン語の時期までは/k/と/c/は分類されていなかった。だが、碑文体で書かれる古典リパライン語後期で/c/が生えて、その音声は[kˤ], [kʲ], [c]のようなものであった。発音変化の初期/k/と/c/は混同されることが多かったが、後世になってユナ・リパラオネ語派では口蓋化したために/k/, /c/の書き分けが明確化した。








2018年11月24日土曜日

「"Icekai"に関する質問」への回答

以下、>で始まる行以外は私の追記である。

>"Icekai"に関する質問などです

>2話
>第6段落(台詞は1段落) ネートニアーだからウェールフープのことをよく知らないというのはおかしいですか?
 時代によるだろうと思う。例えば、ADLP統治時代の人間はケートニアーとネートニアーが差別的分離にあっていて、ウェールフープ学もケートニアーのものだとされていたためにウェールフープが良く分からないという状態はありえる。ただ、独立国家戦争時代以降の義務教育ではウェールフープが偏在する科学的要素であることも含めて、大抵の人間がウェールフープ学の基礎は知っているので。

>7 内容的にも微妙な箇所だったので書き直しました。Mi qune niv 'werlfurp' pa icekai ad co'st l'tisod waxunde lais nasteonj. 「ウェールフープが何かは分かりませんが、イセカイとあなたが想像している異世界は全く違うものです。」 
 l'tisodが無理やりな感(eul'tisodならありだが、詩語でもないのにこれを使うのは不自然)がするので、lex tisodに開くことを除けば文章に間違いはないと思う。

>9  la molよりstysnonが良いという記述を見たのですがmoloはどうなんですか?
 moloも割と多用されるので一応ありです。もし違和感があるならco'st moloにすると良いのかもしれない。

>10 esoにもceneはかかると思いますが(la lex'iと格は明示したとして)「それができること」の意味になりますか?
 la lex'iと格を明示した場合は他動詞用法でesoにまで掛かって「それができること」になる。

>12 Liaxa~fal~をLiaxu~lerj~に変更しましたが時間的な話にもlerは使えますか? 
後半、「こうしてここにいる」のニュアンスはどうやったら出せますか?
 "lerj lovik nestil"にすると「先程から」みたいな感じになる。「こうしてここにいること」はやはり-stanで強意にすること(つまり、molostan fal fqaとか)が良さそうという印象がある。

>14 natの訳が抜けている気がしますが「まだ聞きたいことがある」で合ってますか?
 確かに訳出が抜けてますな、「まだ訊きたいことがある」で正しい。

>3話
>1 「今の俺はどういう存在なんだ」です。Hame no io mi lex es stysnon es?で言えますか?
 それだとニュアンスが少し変わってくるから、"Mi veles deroko mels e fua harmie?"とかなのかなあ。

>2 kranteのところ、誰かが書く→書かれている という認識で良いですか? 
また、主人公の前世はまだコンピューターが(少なくとも一般には)ない時代のファイクレオネという設定(よってaplansalustaxmはない)なんですが、戦争で死んだことに矛盾しない時代設定はありますか?
 うーん、celixiaen vepaleaが一番妥当かと思うんだけどなあ。もし不自然に思うのであれば、veles krante(rg)oでも不自然ではないです。

>3 はい来た名前の話。「選ばれしもの」ならveletextijuとかでしょうか。現状は適当に略してましたね。「勇ましい」ならkaimafisとかterstiju?リパライン語的におかしい点があれば指摘して下さい。
 基本的にリパライン語の名前を作る時は神族やアロアイェーレームから採用するか、-iju, -ija, -afis, -afa, -rdiaなどの語尾を一般名詞に付けて名前を作ります。なので、「選ばれし者」はvelertextiju [vel-e-r-text-iju]、「勇ましい者」はkaima(v)afis [kaima-v-afis]またはterstijuはそのままで大丈夫でしょう。

>6 最後、「意思に応えるかのように変わる」です。xaleの用法2の前半のつもりですが、どこか間違っていますか?
 多分間違っていないけど、"stiesaino'it tisodo xale jur e'c"みたいにしたらわかりやすかったかもしれない。

>8,9 新語を使ってAnfitir celnirfe→Anfarmiavo, anfirirrgal→omoinとします。造語ありがとうございました。
 omionですな(本文確認したけど大丈夫だった)

>10 snostacirlan、スペルミスというか適当な略ですね。この辺の言葉を悠里世界で使われるものとするかIcekai固有のものにするかは結構迷ってます。どちらにしても修正が必要ならします。
 どっちでもいいかなあ、正式な造語法に乗っ取るとsnostiracirlanになるけど。とりあえず辞書登録はしたので修正するかはお任せです。

>11 1つ目のcirla ioは「実は」という意味にとれますか?
 "liaxu mi'st xelerl elx jol es snostacirlan fal cirla."と書くとそれっぽいですね。リパライン語の構造は大体「前置詞節 (主語-'s(t) 目的語-i(t) (副詞) lex 従属動詞) 主語 (副詞) 主動詞 (副詞-j) 目的語 (zu 従属動詞 副詞-j 主語-'s(t) 目的語-i(t)) 後置詞節」なのでこれに沿うのが自然になるので重要です。
>結局la zu~ってどうなんでしょう。
 無難なのは、"~pa firlex niv eso la lex feat harmie fal cirla."とかですかねえ。

>karnivo,方言になったという話ですが辞書では方言でなくなってますね。
 タグを付け直しておきました。

>2つ目のcirla ioがdeliuにかかっていると読むことはできませんか? 
 「本当に望みを言うべきだろうか」だと、"Lirs, deliu mi lkurf elx karxo fal cirla?"とかが自然かと。

>最後から2番目の文、内容的にも微妙なので書き直しました。Firlex, edixu pesta at snostacirlanastan mi'st tisodo'it stiesainen destek.「そういえば、今までもステータスは俺の考えに応じて動いていた。」どうでしょうか?
 "firlex, edixu snostacirlanastan stiesainen destek fai tisodo mi'st el no."とかにすると自然です。

>12 snostacirlan'd alsは「ステータスの全て」になりますよね。
 正しくは「能力の全て」じゃなくて「ステータスの全て」でしたね。

>4話
>2 klianですが、いわゆるスライムですね。普通の意味でのスライムがあまり有名でなければあえてこいつはゼリーと呼んでも良いと思います。
 なるほど(だいたいそんな辺だろうなと思っていた)、ただ訳で勝手にスライムとか付けてもあれなのでクリャンと訳してました。(クリャンをゼリーと訳すのも少し違うので)

>4 第3文は結局どうすればいいですか?
 「傷まないことを理解して落ち着いた」ならば"Mal, mi firlex styvudo niv melx liaxa tyrnees."とかで良さそう。

>第8文、「考える時間ができた」はどう表現すれば良いでしょうか?
 "Mal, e lidyst tisodil mi'st."とかが良いのかなあ。

>elとかいう前置詞、便利すぎるので「初学者」にも載せてほしいです。
 了解です、対応したいと思います。

>7 ここでのjunarleは「傷つく」になるはずです。「怯む」なら-'iがあるので。
 確かに訳のミスですね。e's e'i junarleが怯むでした。

2018年11月13日火曜日

"Icekai" es xorln unde #4の精読


和訳は私による拙訳であり。非公式である。

Liaxa xelerfka melx dovied ankalef fonto mal cyfoi mol fal restut mal dzosnir kinieson mol fal fasta ad pesta.
周りを見ると、太陽が前方にあるとして、森(木?)が左にあり、前後に(?)草原が広がっている。
→fal fasta ad pestaで「前後に」という用法は記録されてなかったが、比較的自然なので採用する。
→"dovied ankalef fonto"が良く分からない。直訳すると「太陽が前だとする」になって意味がわからない文章になる。

Mal, fhasfa xale kaxilijas mol fal tesnok dea.
そして、村のような何かが右にあるのだ。

Selene mi virot larta fon fqiu unde gelx lecu mi tydiest la lexe'l.
俺はこの世界の人に会いたかったから、そこに行こう
→virotに-'cが必要なのでは?と思ったが、辞書を見たらmol型動詞だったので要らなかった。
→gelx以後の文のlecuはjolの方が良いかもしれない。

Edixu irxon des melx liaxa firlex zelx fhasfa'd xorln tiepysn imalyrkergon mol.
暫く歩くと、理解した。つまり、何か見たこともない生物が散開して居るのだ。
→zuを「つまり」の意で使うこと最近無いけど、まあ普通に使うので大丈夫やな。

La lex es xeji mal es klian xale.
それは丸く、クリャンのようだ。

Vxorlnes e'c mal tydiest mele'l.
それに興味を持て、傍に行った。
→口語文章なので動詞を文頭に置くと命令形になってしまうので"e'c"を前に置くと良いのだろう。

Mal liaxa fqa yuihurk distykein mal kolkch mi'l.
すると、いきなりそれは飛び跳ね、自分に向かって打つかってきた。

“A!”
「うわっ!」

Mi iesnyx cis.
俺は倒れてしまった。

Liaxa jol malefikina pelx junarle e'i.
逃げようとするが、怯んで動けない。

Mal fqa ali'awior mi'c.
そして、それは自分の上に載ってきた。
→ali'awiorの格組に-'cはないなあ。

Jol jisesno melsj elx yst lernxfar mal ileceon veles ceco fal qa ol dqa.
死ぬであろうことを意識して、パニックを起こして、二回か三回攻撃を受けた。

Mal firlex stuvudo niv mal tyrnees.
傷まないことを理解して、落ち着いた。
→"stuvudo"は恐らく"styvud"のtypo、方言、方言。

Fqa'i sulil mal dusnij.
それを押して動かす。

Lixer sosnuveffe mal zailemalefe fal 50fta li.
起き上がって、50フォンタローエシュ(約15.5m)くらい一目散に逃げた
→liで「~くらい」というのであれば"50fta li zailemalefe"と書いて良い。接置詞節に従属節に関係しない接置詞が置かれることは熟語以外には無い。

Mal, l'tisod celezert mol.
そして、考える暇があった。
→「考える暇」を"lex tisod celezert"と訳すのは微妙な感じがある。私は適当な人間なので"tisodil"とかで訳していただろう。

Fqa es mi'c cafi'anasch pa ers niv sneiet.
こいつは俺に敵対的だが、強いわけではない。
→"es mi'c cafi'anasch"みたいな使い方は余りしない。思うに"el"とか"mels"とかを使って"fqa es cafi'anasch mels/el mi."みたいな書き方なら自然なのかもしれない。

Mal yst kenis mels anfi'e mal tisodain fua snostacirlan.
それで、能力について思い出して、ステータスのために念じた
→別に非文っぽいものは無いのだが、mi'd anfi'eとは言いそう。

Liaxa aplansalustaxm xale ny la lex yosnyn.
次のような画面が現れた
→yosnynはjosnynのtypoだろう。逆は有りだが、方言にしづらいな。

Ferlkesti : Klian
名前:クリャン
Voklisesnejesti (VOS): 1
Nejortosnejsti (NES) : 10/10
Kheltesnejesti (KHS) : 5/5
Morsacecanfysti (MCA) : 3
Kheltececanfysti (KCA) : 2
Fentemorsanfysti (FMA) : 1
Fentekheltanfysti (FKA) : 1
Kirganfysti (KIA) : 2
飛ばす

Fqa veles stieso klian fai xelerl ly.
見た目通りクリャンと呼ばれるらしい。

Mal soorstan es vers fai tisodo.
それで、思った通り、数値は少なかった。

Jol mak xel mime'd snostacirlan fua leles.
比較するために自分自身のステータスをまた見る。

Mal edixa nejortosnejestan essho melx la lex es 17/18.
それでHPは減っていて、18分の17になってる。

Pesta'd iulo ler tisod, velesil ceco io la lex essho metis.
その時の出来事から思った、攻撃された時にそれは減ったのだろう。
→metisは名詞を取るので、ここはjolを使う。
→多分、"Mi tisod ny la lex fai pesta'd iulo."の方が自然。

Firlex, la lex corln kante mels nejorto.
なるほど、これはいうまでもなく生命に関することを意味しているのだ。
→kanteは名詞、kantetが「意味する」という意味の動詞である。

Cirla io la lex es fie, elx jol edixa mi pesterlstes jisesno'i?
本当にそうならば、俺は死に近づいているのだろうか?

La lexe'i tisodo es lujys.
それを考えるのは恐ろしかった。
→"la lex'i"ですな(多分la lexe'dと書いた後に-'iに直して-e-を消し忘れたもの)

Mal snostacirlastan et at letix ekraxaiunss mels elm.
それで、このステータス、他も戦いに関する単語(?)を持っていた
→et atが入っている部分が違和感がある。vatimelなどだったら、自然かもしれない。

Mi es niv elmilirfeneraer……
俺は好戦主義者ではないのだが……

Edixu mi tisod la lex melx edixa klian josxe mi'i.
俺はそう考えいたが、クリャンは俺を追いかけてくる。

Nio jol liaxa mi junarle niv gelx wioll mi elm.
今俺は怯んでいなかった。だから、俺は戦う。
→副詞は動詞の前、或いは-jを伴う限り後ろに置かれる。

Pa nejortosnej vatimel essho fie, elx jol malefikina.
しかし、HPが更に減るなら、逃げよう。

Selene niv pesterlstes fqa'c gelx diurlergen xerfo'd toxa'i snyxus mal soloj.
そいつに近づきたくは無かったから、ちょうどいい大きさの石を拾い、投げた。

Mal, liaxa la lexe'st rodestelil io klian dpan.
すると、それが命中し、クリャンは破裂した。

2018年11月8日木曜日

"Icekai" es xorln unde #3の精読

和訳は私による拙訳であり。非公式である。

Edixa mi mak pen xelerl mal mol fal dzosnir.
俺はまた目を開けると、草原に居た。

Fua nebiua'd ipeicser krafir es set xu.
都市の成長者のため、光景はとても新鮮だった。
→「都市の成長者……?」となったが、多分「都市で生まれ育った」ということなのだろう。普通にfua ipeicser fal nebiua,で良かったのかもしれないと思ったがなんかこれも気持ち悪い。そもそもfua節を文頭に持ってきて、接置詞節を更にその中に作っているのがだめそう。文末に持っていけばfua ipeicser fal nebiuaのままでもいいだろう。

Dovied es starnkax mal mi yuihurkon virotle la dysnesn.
太陽は眩しく、俺は無意識に手を翳した。
→virotleはvirortleのtypoだろう。方言方言。

Mal liaxa mi jusnuk.
そして、俺は驚いた。

Edixa jexi’ert xekyden lixer elx mol dea.
明らかに失われたはずの体があったのだ。

Pa falmet xel mal sniepyn es vilartien snestul niv.
しかし、故意に見ると、腕が慣れた細さではなかった。
→falmetは「意識して、良く考えて」というニュアンスより、故意過失の対立の視点になっている。なのでここは、"ezon"などが良いのだろうか。
→mal以降がなんだか不自然に聞こえる。たぶん自分なら"mi'd sniepyn is snestulusnej zu untirk qune niv."とか書きそうなんだが、云いたいことは分かるけどここもなんか難しいなあ。

Xalwa at es xorln. Tismal, liaxa mi cirla io lidysteinesk?
服も奇妙だ。もしかして、本当に俺は転生したと云うのだろうか?

Mal mi no io es hame stysnon…?
それで、俺は今どんな存在である……?
→多分、「俺の状況は今どんな感じなのだろう?」と言いたいのだろう。まず、接置詞節は動詞から一番離すべきで、それとhameが名詞の前に付いたり、hame自体を名詞として扱う例はコーパス絡みても少なめのようだ。"Hame no io mi lex mol na es."と書いたほうが良さそうだ。

Liaxa la lex'i tisodil io celixiaen aplansalustaxm josnyn mal fiurm fal fontalobus.
そう考えた瞬間、半透明の画面が現れ、眼の前に浮かんだ。
→celixiaenが辞書になかったので驚いた、typoかと思ったが多分celi-xia-enなのだろう。「半透明の」という意味だと判断した。
→aplansalustaxmは語根がaplans(電子機器によって表される)という意味なので、ここには合わなさそう。魔法によってそれが浮かび上がるということであれば、vepaleaとかと入れ替えたほうが良さそうだが、異世界転生者が既存世界のファンタジー系作品が通用するということを基盤としたあれなのであれば、そのままでも良いのかもしれない。

Mi jusnuk mal pacergon xel fua fhasfa’d nolost melx edixu fqa io kranteo es xale ny la lex.
俺は驚いて、それでも何か情報を得るためにそれを見た。そこには次のようなことが書かれていた。
→「そこには次のように書かれていた」ならば"fqa io krante xale ny la lex."だけで良い。「そこには書かれていたことは次のようなことであった」ならば"fqa io kranteerl es iulo xale la lex"と書いたほうが自然だ。

Ferlkesti : Fixa Vetextiju
Voklisesnejesti (VOS): 1
Nejortosnejsti (NES) : 18/18
Kheltesnejesti (KHS) : 42/42
Morsacecanfysti (MCA) : 11
Kheltececanfysti (KCA) : 30
Fentemorsanfysti (FMA) : 14
Fentekheltanfysti (FKA) : 37
Kirganfysti (KIA) : 21
ココらへんはdiscordで相談ずみなので飛ばす。

Anfi'esti : akrunfto, lenivifarlosnej xiesnijo, anfitir celnirfe, farceso
能力:翻訳、経験値増加、空間保存(?)、解読
→anfitir celnirfeは多分動名詞語尾の付け忘れだろう。

Xorln kraxaiun es dat mol.
奇妙な単語がいっぱい在る。
→多分esは必要なくて、"xorln kraxaiun's dat mol."だろう。

Cene mi tisod fhasfa'd kante pa firlex niv harmie la lex es fal cirla.
幾らか言っている意味を推測はできるが、本当にそれが何であるかは分らない。
→リパライン語では西洋言語のような疑問詞と同形の関係代名詞は存在しない。この場合は"~pa firlex niv ny la lex."とまず一文として区切って、"Harmie la lex es fal cirla."と別の文で書くのが一般的。もしくは"~pa firlex niv la zu harmie la lex es fal cirla."でも良いが、"la zu"は比較的砕けた表現なのであまり使わないほうがよい。

Pa, fontles io mi'd aloajerlerm veles kranteo mag la lex kantet fhasfa mels mi.
しかし、最初に俺の名前が書かれているのだから、それは俺に関する何かを意味している。
→ここでの"kantet"の語法に違和感がある。私であれば"qante"を使うかもしれない。

Tan, anfi’e'i lior.
ところで、能力が気になる。

Edixa ytartastan lkurf la lex lyme.
あの声はこれを言ってたのだと思った。

Liaxu tisod iulo xale la lex ad lior "acrunfto" fal les restut mal dytysn aplansalustaxm josnyn.
そのようなことを思いながら、一番左のところにある「翻訳」というのが気になると、新しい画面が現れた。
→"acrunfto"は多分"akrunfto"のスペルミスだろう。良く考えれば、古理語cuhklの/k/が口蓋化してないことがおかしいのであり、古理から古ユナへの変遷の中でも/c/は殆どが後世で[s]になっていることから、これもまたあり……と思ったので方言に採用する。多分標準語でcになってないのは、/cr/という子音クラスタが非許容的(現代リパライン語辞書ではcrebija, dacrarje, dacratoxleの三種であり、crebijaは現世音写であり、後の2つはAIRの借用なので固有語には完全にない)であるからとするのが妥当だろう。
 そういえば、/sr/も[sr]なのでそちらも調べてみたが、そちらには固有語が六つあった。


  • /cr/ 固有語0, 外来語3
  • /sr/ 固有語6, 外来語4, 語源不明2


 /sr/固有語については説明ができ、alsreto, fasripietはそれぞれals+reto, fas+ripietの単なる合成語(古ユナ語としての語根から持ってきた単語がそのままくっついているだけ)であり、fasripietarxenはfasripietの派生語である。veisravijuはveis-r-a-v-ijuからなる派生語で(-r-派生語は)、nasrisorl, ninasrisorlも元は-r-を起源とする派生語であり血清pHにまつわる医学用語であることから古ユナ語の時代などとっくに過ぎた後世の派生語なのだろう。つまり、[sr]が非許容だったのは古理語から現代理語までの何処かであり、/sr/固有語でLIE(LIO)語源の単語が無いことから、恐らく古理語から古ユナ語への変遷の間で[sr]は非許容になっていたのだろう。
→fal les restutは違和感。一番左側というのは分かるがles/leは形容詞にのみ付く。なので、"fal les restuten polto"とかであれば良いのかもしれない。

Akrunfto : Cene letixer firlex eter'd lkurfo zu ni'd fagrigecio mal celes firlexo ni'st lkurfo'it zu kna'd fagrigecio.
翻訳:保持することが出来るものはその者の母語として、他人の言語を理解することが出来る。そして、その者が話すことを相手の母語として理解させることが出来る。
→助動詞は動詞派生名詞にも掛かるので、letixerにも掛かってしまう。この場合はceneをletixerの後においてその間にelxを置けば完璧である。lkurfoにも掛かっているが、私は「話せない事」は翻訳能力の掛かりようがないのでここは気にしなくてもよいと考えた。

Mi mol fal waxunde mal lartass corln lus niv lineparine.
俺は異世界に居て、人々は当然リパライン語を使えない。
→「異世界の人々は」と言うために"fqa io sietiver"とか言うのが良さそうだ。
→"lus (言語)"という語法は大丈夫なのかとCierjusteliumjtを確認した。"Lineparine'd lersse fua niv fagrigeciover i io kynte lus lineparine lap."という文例が見られたのでこれは大丈夫ということになった。

Fqa'd anfi’e'i letix niv fie, virotein ete'd larta'c io elx cene niv es lkurfon lap at.
この力を使わなければ、出会う他人において話すらであれない。
→ioの意味が良くわからないが、「他の人にあったとき」だったら、"ete'd larta'ct viroteinil io"とかになるだろう。"ete'd larta'ct lex virotein pesta"とかだとよりエモい。
→"cene niv es lkurfon lap at"は多分「会話すら出来ない」と言いたかったのだろうが、esの代動詞用法の格組は「-'sは-'iをする」なので、-'iを明示しなかった場合大抵コピュラとして取られてしまう。古い文章でもなければ-'iは必ず明示しているので注意が必要である。

La lex es lujus.
それは恐ろしいことだ。
→lujusは恐らく"lujys"のスペルミスだろう。方言方言(一応、理由をまとめておくと以下の通りになる。)

  1. デュイン方言の話者となる多くの基層言語では[y]が存在せず、よく[ju]や[i]と混同されること
  2. そもそも軟子音+/y/の/y/は[u]で発音されるのでどちらの綴りでも発音は同じである。
  3. スイスやリヒテンシュタインではドイツでweißと書かれる単語はweissと書かれ、これが地域差、方言差の一つともなっているので自然だろうと考えた。


Mal, lecu xel ete'd anfi'ess at.
そして、他の能力も見ようとした。

Mi tisod xelo “lenivifarlosnej xiesnijo” mal aplansalustaxmastan stiesain tisodo xale jur e'c.
俺は「経験値増加」を見ようと考えた。すると、変わるように考えたこと画面が答える。
→「~しようとする」は基本的に"jol"を使った助動詞文で言うことが多い。
→多分、mal以降は「変えるように考えると画面が応答した」のようなことを言っているのだと思うが、であれば"mi tisod juro eineserl mal aplansalustaxmastan stiesain la lex."などが良いのだろう。

Lenivifarlosnej xiesnijo : Letixer icve farfel le loler lenivifarlosnej. (Nio 2tva)
経験値増加:保持者は通常より多くの経験値を得る(現在に、2倍)
→副詞は単立できないので"nio ers 2tva"とするのが良さそうだ。
→"farfel le loler"に違和感を感じた。自分であれば"farfelol"にするだろうが、どうこれを一般化できるのだろう。とりあえず、leの前に置くのは具体的な比較対象で"farfel"のみをおいているのは"farfel"の抽象的なその概念(つまり「普通」という概念、その骨組み)を比較対象においているように感じたから違和感を感じたのだろう。

Fhasfa zu veles stieso “lenivifarlosnej” mol ly.
「経験値」と呼ばれる何かが存在するらしい。

Lenivifarlo is dieniep fal fhasfa lyme.
経験が何処かで数値になるのだと思った。

Pa, harmie lenivifarlo es fal fqiu unde?
だが、この世界で経験とはなんだ?

Lecu mecceries xel alsa'd anfi'ess.
とりあえず、全ての能力を見よう。

Liaxa aplansalustaxmastan mak jur e’c.
画面がまた変わった。

Anfitir celnirfe : Cene letixer anfitir lesur fal ete'd celnirfe.
空間保存(?):保持できるものは他の空間において道具を保存できる。
→今やっと意味が分かったが、別空間に物を置いておけるという話なのだろう。どおりで、"anfitiro celnirfe"に出来ないわけだ。それでは「空間を保存する」になってしまう。では、どう名詞句にするのか。"anfitiro celnirfe'ct"とかにすればいいのだろう。
→ceneがletixerに掛かっているのは上でも見たので省略する。

Fqa es fhasfa xale anfitirgal?
これは保存できるようなどこかなのだろうか?

Mi firlex niv gelx lecu torln la lex.
分からないから、それはほっておこう。

Mal, xeu'd anfi'e es lesback.
そして、次の能力が最後だ。

Farceso : Cene letixer xel lyned adit lesur'd snostacirlan.
解読:保持者は生物と道具の性質情報(ステータス?)を見ることが出来る。
→snostacirlanは多分snostiracirlan(またはsnosti'd acirlan)のスペルミスだと思うが、普通にありそうな単語なので辞書に登録しておく。

Snostacirlanasti?
ステータス?
→通じてないらしい。辞書になくてよかった単語なのかもしれない。まあ、俗語にしておこう。

Mi qune niv la lex mag fontals firlexerl'i ysev mal yuihurk tisod ny la lex.
俺はそれを知らないから、殆ど理解することを諦め、突然次のことを考えた。

Liaxu mi'st xelerl cirla io elx es snostacirlan lyme.
俺が見ているものは本当にステータスなのだと思う。

Festelon lkurf “Pielyn snostacirlan”.
試しに「ステータス表示消去」と言う。

Mal aplansalustaxmastan tejiest dea!
すると、画面は消えたのだ!

Fqa io mi kanstaktes zu fqa es snostacirlan.
これでこれがステータスであるという確証を得た。
→kanstaktesの表記が辞書に無かったので格組もこれを採用して、追記しておく。
→zuは関係代名詞だが先行詞を必要とする。基本的にzuのみの関係節を動詞は取れない。だが、"kanstakt zu fqa es snostacirlan"という名詞句を動詞化した状態と考えれば文法的には成り立つが、それでもあまり一般的ではない。laをzuの前に前置すべきだと思う。

Dexaftesto fhasfa'd karnivo es xonerm.
何か謎を解決するのは楽しいことだ。
→karnivoはkarnivanoのことだろうか、方言にする。

Lirs, cirla io deliu mi lkurf elx karxo?
ところで、本当の望みを言うべきだろうか?

Festelon tisodain “Xel snostacirlan” mal snostacirlan'd aplansalustaxma mak josnyn.
試しに「ステータスを見る」と念じると、ステータス画面が再度現れた。

Firlex, cene mi pesta at corln es fqa.
なるほど、俺はpestaでも当然これであれる。
→文意が取れなくてpesta atが良くわからないな……cene corln es fqaというのも割と謎。

Fai sysito, fqa es penxen.
とにもかくにも、これは便利だ。

Mal, liaxa mi fonti'a snostacirlan'd als.
そして、俺は全ての能力を確認した。

Harmie lecu es fal fasta?
これから何をしよう?
→"lecu mi es harmie'i fal fasta?"かなあ。

Liaxu tardeloko es ny penxen gelx lecu fontles melfert fqiu dzosnir.
立ち止まっててもどうにもならないから、まずはこの草原を探索しよう。

2018年11月3日土曜日

"Icekai" es xorln unde #2の添削


Edixa mi pen xelerlil io elx edixu mi mol fal flan celnirfe......
目を開けた時には俺は白い空間に居た。

Mili, edixa mi corlnain jisesn pa.
待て、俺は死んだはずじゃ。
→corlnain V paはそれ以降に文が続くので、ここは相位詞paのみでいいと思う。

“Liaxa co kantfilxen?”
「気が付きましたか?」

Mi jel josnuk julupia'd ytarta lerj fhasfa.
何処からか聞こえる女性の声に俺は驚いた。
→多分jel jusnukって書きたかったのだろうけどjelは要らないかな、でもjusnukは自動詞だから、julupia'd ytartaはmelsとかで取ったほうが良さそう。

“Mi es parconal fon unde zu veles stieso ‘Icekai’. Co'd lkurftless io lkurf felx la lex es ‘waxunde’ ja?”
「私はicekaiと呼ばれる世界の管理者です。あなたの言語で言うなら、それは異世界かしら?」

Liaxa ci's lkurfo fal ‘waxunde’ es lurkxargen...waxundesti? Jol mi tudiest la lexe'l leusj werlfurp. Lirs, mi es nertniar mag mi qune niv tiliestonj.
彼女の話は異世界において訛っていた。……異世界だって?俺はウェールフープでそこに行ったのだろう。だが、俺はネートニアーだから細かくはわからないのだが。
→「異世界と言った言葉遣いが訛っていた」というならば"ci's 'waxunde''i lkurfel"のほうが良さそうだ。
→tudiestは方言語(デュイン)であるのでtydiestに直したほうが良い。

“Ers naste waxunde fon ark fhasfa xale la lexe’d paltaum'i ”
「その場所をような何処か彼方の完全な異世界です」
→文意が良く分からない、まずfon arkのように「接置詞節に名詞や動詞に関わるのでなければ接置詞をおいてはならない」ため不自然。文脈が取れないためxaleがどっち方向に掛かっているのか分からず、paltaum'iを動詞が取っているとすればErs以外にありえないが、かと思うとnaste waxundeが浮いてしまう(主語だとしても良く分からない)

E? Edixa mi ytarta io lkurf la lex? Ci farces mi'd tisodo? La lex es vagven. Lirs, fi edioll mi jisesn, elx harmy mi mol fal fqa?
え?俺は声に出してそれを言ったっけ?彼女は俺の考えたことが分かるのか?馬鹿げている。だが、もし俺が死んだのであれば、なんで俺はこんなところにいるのだろう?
→"ytarta io lkurf"「声に出して言う」は採用する。
→"mi'd tisodo"「俺の考えたこと」は古語的、標準的には"mi'st tisodo"と書く。

“Icekai duleses co'd molo. Mag mi lekhnaxait co'd effarle niryj'l.”
「イセカイはあなたの存在を必要としているのです。だから、あなたの魂をここへと導いたのです。」
→*dulesesは多分deluses(-'sは-'iを-'sciについて 必要とする)のスペルミスだろう。方言として採用する。
→間違えではないのだが、せっかくniryjに副詞用法があるのだからlekhnaxaitの前につけるなどするとさっぱりするのではないだろうか。

Cene niv mi tvarcar eso la lex. Effarlesti? Liaxa mi yuihurk tisod fhasfa mal xel xeruk, niekyr corlnein mol fal fqa pa, mol niv.
そうであることを俺は信じられなかった。魂?俺は突然何かを思って、下を見た。あるはずの体は無かった。
→確かに理語には-ainと-einがあって紛らわしいが、「~だったはずが」はS corlnain V pa,ですな。これも方言にありそう。

“La lex es corlnen. Cun edixe co'd niekyr xelvin snesva. Pa elaja. Wioll co lidysteinesk fal Icekai.”
「当然です。あなたの体はすでに滅びてますから。でも、大丈夫。あなたはイセカイに転生しますから。」

Mi lidysteinesk dea? Liaxa ci lkurf vagven iulo fal lovik nestil pelx mi's eso fqiu fal fqa es vekorx jexerrt jol.
俺が、転生するだ?先程、彼女はバカバカしいことを言った。だが、俺であることはこのここに、決定的な証拠だろう。
→リパライン語のesは存在動詞的ではない。存在動詞を扱いたいときはmolを使うので"fqa io mi's molo"とするべきかもしれない。fqiuが何故あるのか良く分からない。「私がここに居るというこのこと」ということであればmoloに-stanでもつければ良いのかもしれない。

“Mal no io mi nienex co Icekai’l. Wioll mi amcol fhasfa’d anfi’ess co’c fal parconala’d anfhiu.”
「それで、今からあなたをイセカイに送ります。管理者権限で何かあなたに力を与えましょう」

Mili plax, selene mi nat tidest......
待ってくれ、訊きたいことがある……

2018年10月13日土曜日

xaleの語源の話


xaleには二つの謎が存在している。

  1. xarleと書かないにも関わらず発音は[ʂa:le]
  2. NAAN単語であるために前置詞的でも、後置詞的でもある
  3. 由来が良くわかってない
これらを解決できる設定が出来たので書いておく。

まず、話は古リパライン語に遡る。古リパライン語にはkattaという自動詞があって、主語と補語を取って「~は~のようだ」という意味を表した。以下は、過去に使われた例文である。

"Shone hudosl's longiv fghpha's farl niguhato'd klikoino katta."
「素晴らしい人も長くは持たずそれは春の夜の夢のようだ
(現:Xorlnem larta's veles niv cesnerto mal fqa's fir'd nukusu'd liqka xale es.)

このようにSOVの形でまず最初の主語を-'sで取って、それが補語に似ていることを表していた。
 古典リパライン語の文の接続は現代リパライン語のように接続詞を必要としなかった。上の例文でも見られるように古典リパライン語では"Shone hudosl's longiv" 「素晴らしい人も長くは持たない」(この時代にコピュラのesはまだない、形容詞longivが述語扱いになっている)のあとに接続詞もなしに主語が続いているのに対して、現代語はmalを挟んでいる。文の接続や現代語の動副詞的な用法は、この時代では基本的に何も挟まれることがなかった。
 時代が流れるにつれて古リパライン語の支配的語順はSVOとなった。古リパライン語では格接辞の省略は許されていなかった。語末に来て、格を取らない補語を取るこの自動詞の用法は次第に非文法的となって品詞が動詞から後置詞的になっていった。文の接続や動副詞的な用法では何も挟まれなかったがためにkattaは自然に後置詞的動詞になった。

"Velgano katta zelk's klumjnnoll."
「ヴェルガナのような敵が押し寄せてきた」
(現:Edioll velgana xale zirk kliemjn.)

このようにしてkattaは後置詞になった。

ところで、現代リパライン語やヴェフィス語の祖となった古リパライン語は実は標準的なエスプラタオ方言ではなかった。これらの元となったのはスキュリオーティエ叙事詩でデーノ藩国と呼ばれる東の大きな辺境の地域のデーノ方言であった。デーノ系の人間は非常に多く、近代国家が出来上がっていく上で強い文化的影響力を持っていたからと見られている。このデーノ方言には数(単数、複数、不加算)と定性・不定性で使い分ける定冠詞が存在していた。


冠詞  一つ  複数  数えられない 
相手が既知  la  lu  lo 
相手は既知ではない ls lc  lv  


 中期リパライン語になるにつれて、この冠詞体系は廃れていった。この冠詞は現代リパライン語のla(名詞を明示する前置詞)やヴェフィス語のle(強調の前置詞)として残っている。しかし、デーノ方言の血を継ぐユナ・リパラオネ語派やヴェフィス語派では定性・不定性の文法的区別はそもそもなかった(現代リパライン語の-stan, -steは古ユナ語以降にできた)。
 古リパライン語デーノ方言でもkattaの後置詞的動詞化は進んでいた。これと共に中期リパライン語になるにつれて定冠詞の存在が形骸化していた。デーノ方言のkattaの利用では"katta la 名詞"という語の連続が一般的であったが、これは中期リパライン語では"katle"という語形を生んだ。これは次のような過程を経て出来ている。
  1. 形骸化した定冠詞がkattaの語形の一部であると思われる。
  2. 一番一般的な形であるkattalaから母音が脱落して、katlaになる。
  3. 動詞であることを明確化させるためにkatlaに-e(動詞語尾)が付く。古典リパライン語のルールに沿い、語末母音が落ちてkatleという形になる。
 この語形で中期リパライン語からヴェフィス語にchallais [ʃa:le]という語形で輸入された。ヴェフィス語派では一部の古典リパライン語の[k]が[tʃ]または[ʃ]に変化した。なお、ユナ・リパライン語派では[k]は[k]のままか、[s]になった(古典語 ci[ki] -> 現代語 ci[si])。このために第一音節の/k/はchになる。tlという子音クラスタは後方同化して、/ll/ [l:]になった。ヴェフィス語の長子音は古語には残っていたが、中期語では短子音化した。二音節目が/le/になっているのはこれに沿っている。語尾に付いている-sは発音されないが、中期リパライン語のコピュラesやヴェフィス語自身のコピュラesとの類推で語形に追加されている。第一音節が長母音になっているのは、ヴェフィス語のアクセント(後ろから二つ目の母音)が長母音かしやすいということに由来しており、これは子音クラスタである/tl/->/ll/が短子音化したことによる代償延長という意味で強化されていると言えよう。

 ヴェフィス語ではkatle……後のchallaisは古語期では名詞と前置詞として混同していた。
 -ai+子音語尾の単語は動詞としてはfaisクラス動詞、名詞としてはnaiクラス名詞に分類される。-aisはその中でも動詞にしても、名詞にしても良くある語形であったために名詞と捉えられ、名詞としては"名詞.属格変化 challaut 名詞"という形として古リパライン語でのkattaの後置詞的動詞の用法を残した。(challautの発音は[ʃaloː]になる。auが[ow]または[oː]であり、アクセントが移動するため。)
 変わって、前置詞と捉えられたのはヴェフィス語からは後置詞という品詞が消えたためであった。ヴェフィス語や現代リパライン語が古い形を残したデーノ方言から派生したため、中期リパライン語の支配語順であるSOVではなくSVOを残していた。この語順に沿って後置詞ではなく前置詞が使われるようになり、もともと後置詞であった単語も前置詞になる場合があった。これは現代リパライン語においても発生しており、fua, fal(古:pal)は古典リパライン語では後置詞であり、前置詞になるのは古ユナ語からである。
 このために後置詞的動詞の用法で完全に後置詞と捉えられていた用法からは修飾方向が反転してしまった。

"Infenaut challaut ĵouin kailaidèn."
"Ĵouin challais infena kailaidèn."
「棘のような何かが飛んできた」
(現:Infarna xale fhasfa klieFhasfa xale infarna klie

 この状態でこれらは古ヴェフィス語から古ユナ語に輸入された。しかし、ヴェフィス語と同じように名詞と前置詞という形で輸入されたのではない。以下のような変遷を経た。

1)まず、古ヴェフィス語において名詞としての使い方が"名詞.属格変化 challaut 名詞"という形で定着していたことで名詞用法から輸入されたxalorが輸入される。xalorは古ユナ語の音韻変化規則(下記参照、[o(ː)] -> [e]/[a,o]_____#)に沿ってxaleという語形に変化した。これは古理語やラネーメ祖語由来の単語の借用語などでも起こっており、challautの借用が比較的非常に古い段階であることが分かる。

allo -> alle
lnhuo -> anfi'e
selene poioo -> selfajie
wolki nov deo -> valkinde
*yujo(ラネーメ祖語) -> oje
*phoobo(ラネーメ祖語) -> perbe


2)"名詞 challais 名詞"という形の前置詞用法から輸入された音声通り、xarleという語形が輸入される。


 古ユナ語は現代標準リパライン語の古語であり、現代語でこれらの単語は失われることなく使い続けられた。しかし、xaleとxarleは現代語に入って混同し始める。これはリパライン語の口語の例外発音の成立に由来している。現代口語リパライン語の例外発音にはアクセント母音が長母音化する規則がある(cf. 20181013版 文法書 1-6 10.)。これによってxarleがxaleの口語の例外発音を適用した形態として認識されるようになり、綴り上でxaleに収束していくことになる。この現象はxaceのような基礎的な単語にも起こっているので現代語の早期に始まっていると考えられるが、古ユナ語ですでにxaleとxarleが似たような語形になっていたため、そのままアクセント長音化の影響をもろに受けた。
 この綴り上のxaleへの収束によって名詞用法と前置詞用法を由来とする双方の用法が一つの単語に一元化された。

現代標準リパライン語のxaleという単語はこういう流れで成立した。最初に挙げた謎にも以下のように答えられるだろう。

  • xarleと書かないにも関わらず発音は[ʂa:le]
→もともとxarleとxaleの二単語が存在したが、口語の例外発音につられてxaleに一元化された。以後、xaleの第一音節は長母音で発音しても、しなくても良いことになった。

  • NAAN単語であるために前置詞的でも、後置詞的でもある
→古ヴェフィス語にあった二つの用法が本来はxarleとxaleで使い分けられていたのに音韻変化でxaleに一元化されることでNAAN単語になってしまった。

2018年9月15日土曜日

Haskell版2003lkインタプリタ エラーメッセージ翻訳ログ

CommonIO.hs:20: putStrLn' English $ NormalMessage $ "\nparsing " ++ filepath ++ ":\n"
(これよくわかんない)

Execute.hs:64:  then runtimeError $ "f5 register was not preserved after the call. It should be in " ++ show initialF5 ++ " but is actually in " ++ show a
>"Firjalen f5 veles furnkieo fasta fenxeil. Mole la lex es " ++ show initialF5 ++ " pelx la lex es" ++ show a ++ " fal cirla"

Execute.hs:276:   Nothing -> runtimeError $ "Undefined label `" ++ unLabel label ++ "`"
>"Firsykaloa l'es `" ++ unLabel label ++ "` es snojanerfe."

Execute.hs:276:  Nothing -> runtimeError $ "Undefined label `" ++ unLabel label ++ "`"
>(上のと同じなんだけど)

Execute.hs:309:   | otherwise -> runtimeError $ "nx has an invalid address " ++ show currentNX
>"nx laxn dirjasanasch setival zu es " ++ show currentNX

Linker.hs:23: Left _ -> Left $ LinkError "multiple files lack `kue`"
>"Chertifess mol niv mels `kue`"
(心配)

Linker.hs:25:  Nothing -> Left $ LinkError "all files have `kue`"
>"Als chertif laxn `kue`"
(kueの動作が良く分からない)

Linker.hs:37:   "conflict: different files export the same label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel labels) ++ "“"
>"Sliejseso: cuturlo eustira'd chertifess feat daliu'd firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel labels) ++ "“"
(心配、コロンは"es", "is"で読む場合もあるということ、初学者とかに書かないとなあ。)

Linker.hs:45-46:    "conflict: cannot import label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel xokConflicts) ++   "` that is already defined in the file"
>"Sliejseso: elx mouteo niv cene firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel xokConflicts) ++   "` La lex veles snojo xelvinj fal chertifestan."
(まあ、あってるやろ)

Linker.hs:50-51:   "cannot export label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel kueWithoutEvidence) ++  "` that is not defined in the file"
>"Cene niv cuturl firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel kueWithoutEvidence) ++  "` La lex niv veles snojo fal chertifestan."
(定義されてないラベル奴~~~~)

Messages.hs:16: show' English (LinkError str) = "LinkError: " ++ str
>"Nixo melsrolfeno: " ++ str

Messages.hs:19: show' English (ParseError str) = "ParseError: " ++ str
>"Nixo kakitercenust: " ++ str

Messages.hs:22: show' English (RuntimeError str str2) = "RuntimeError: " ++ str ++ str2
>"Nixo ingglimj: " ++ str ++ str2

Parse.hs:72:beautify [_,"+"] = left "Unexpected + at the end of input"
>"Delriunerfe + mol fal enerlen leijubackerstan"

Parse.hs:73:beautify ("+":_) = left "Unexpected + at the beginning of input"
>"Delriunerfe + fal enerlen fassleijustan"

Parse.hs:74:beautify ("@":_) = left "Unexpected @ at the beginning of input"
>"Delriunerfe @ fal enerlen fassleijustan"

Parse.hs:87:normalize [(Nothing,_)] = left "l' must be preceded by an instruction"
>"Deliu l' mol pesta cersva'd uies"

Parse.hs:148:  [] -> lift $ left "nll must be followed by an instruction"
>"Deliu nll mol fasta cersva'd uies"

Parse.hs:152:  ((Nothing,_):_) -> lift $ left "nll must not be followed by l'"
Parse.hs:163:toI xs = lift $ left $ "Unparsable command sequence " ++ show xs
>"Kakitercenustusykinerfe xlaiso'd leiju zu " ++ show xs ++ " mol"

Parse.hs:167: Nothing -> lift $ left $ "`" ++ x ++ "` cannot be used as a valid label"
>"Cene niv lus `" ++ x ++ "` cixj suiten firsykaloa"

Parse.hs:177: parseRegister str = left $ "there is no register named `" ++ str ++ "`"
>"Miv mol firjalen ferlke's zu es `" ++ str ++ "`"

Parse.hs:185:  | otherwise = left $ "cannot parse `" ++ str ++ "` as a valid data"
>"Cene niv es kakitercenust'i mels `" ++ xs ++ "` cixj suiten acirlan."
(エラー内容がよくわかんない)

Parse.hs:206:parseL xs = left $ "cannot parse `" ++ xs ++ "` as a valid place to put data"
>"Cene niv es kakitercenust'i mels `" ++ xs ++ "` cixj suitenal enerle'l."
(エラー内容がよくわかんない)

TentativeLoad.hs:29:    Left $ LinkError "size limit of a single file was exceeded"
>"panqa'd chertifen xerfo es sach'arrefoien fai jurkenel'd snojostan"

TentativeLoad.hs:32:  Left labels -> Left $ LinkError $ "duplicating local label(s): " ++ intercalate ", " (map unLabel labels)
>"local firsykaloa'st sliejseso: " ++ intercalate ", " (map unLabel labels)

2018年9月11日火曜日

【空想言語読本#1】周防 勇斗とスルト

 百錬の覇王と誓約の戦乙女(最初は「せんおとめ」と読んでしまった。ファンに撲殺されるポイント+1である。)を見始めたのは、PVを見て「言葉が通じないこの世界で」と言っていたのを見たからであった。本編を見始めると最初から日本語で進行していたので普通だなという感想を得るなどした。
 元より北欧神話に興味がなかった自分がこのアニメを見続けていたのは惰性的なものがあるが、ヒットマンに銃撃され何度も殺害される団長(遺族に配慮し実名の表記は避けさせていただく)の影響も大きい。そんなことはどうでもよく、時々出てくる北欧神話用語の語源を調べるのが癖になったということもあるが。

 原作は読んでいないのでこれがアニオリなのかどうかも断定できないが今回の空想言語読本(勝手に作るな)では本作アニメの九話に出てきたことに関して愚考することにする。

 アニメ九話では異世界に向かった主人公 周防 勇斗が異世界から帰ることを待つ幼馴染 志百家 美月が友達の姉(考古学者)に異世界に行った主人公に関して相談することが前半の内容であった。この相談のうちに金髪考古学者ネキ(勝手に命名するな)はその世界と北欧神話との関係性を示唆する。彼女が言う周防 勇斗(すおう ゆうと)が訛ってスルトという名前になったという発言に疑問を抱いた。
 北欧神話のスルトのスペルはsurtrらしい(en.wp, fervo他色々参照)。/su.ou.yu:.to/が、surtrになるにはそもそも/y/が/t/になる必要がある。無理があろうと思われますと思ったが、ここで思い出したのは北ドラヴィダ語族の[j] -> [d]の変化であった。フォロワーから、「なんか琉球方面でも同様のを見た気がする」「あとは上古音→中古音で 「Baxter-Sagard *l- > 隋拼j /j/」vs.「Baxter-Sagard *lˤ- > 隋拼 d /d/」とかいうのもあったりする」「中古漢語 [j] > 中古越南語 [ð]」という情報も得た。しかしまあ、それにしてもエッダの世界の言語にそんな音韻法則が起こるのかは至極謎である。

スルトについてen.wpには「Surtr is mentioned twice in the poem Völuspá, where a völva divulges information to the god Odin.」と書いてある(divulgeってなんやねん)。このVöluspáという詩が書かれているのは古ノルド語らしい。en.wpはスルト自体の語義を"black" or "the swarthy one"と書いていて(クリシュナか何かかよ)、このswartやらschwartzやらゲルマン語の同根には*swartazというのがあって、surtrはそれの同根語らしい。いや、それにしても語尾のrは何処から生えたんやと思ったら、どうやらsvartr(黒い)という形容詞があって、この-rというのは古ノルド語では強変化する形容詞の男性単数主格形らしい。古ノルド語の男性a強変化というのは単数主格が-rらしいので、Surtrでもそのままrが残ったのだろう。どうやら、これの-rはゲルマン祖語の名詞語尾-azがロータシズムで北ゲルマン語群でrになったものらしい。
 ということで、語尾にrが付いているのは付いたり付かなかったりするから良いとして、問題は音韻変化。神話の話であるので、適当にユグドラシルで話されていたのはゲルマン祖語とでもしておこう。(以下en.wp Old Norse参照)suou.yu:.toとするとして、uouなどという母音連続はまず無理で崩れるだろう。PGmcにまずuouなどという母音連続は無いためその時点でauかeuに崩れるだろう。いずれも古ノルド語時点では無変化。(追記:/uou/は[uo:]だろ、それにしても[o:]はそのままだけどな。)[j]が[d]になる音韻変化はどう探してもない。[j]が摩擦化すらしてない。ここから考えると、「すおうゆうと」が音韻変化でSurtrになったというのは無理があるだろう。

 私が提唱したいのは金髪考古学者ネキの「訛って」は比較言語学的な意味ではなくて、借用する過程の中で同じような単語が出てきたということではないだろうかということだ。「すおうゆうと」を借用しようとしたが、そのままでは意味が分からないからPGmc *swartazに由来するSurtrで借用したということなのだろう。jokeを「冗句」という当て字に採用するようなことである。(頭を使わずひたすら適当に書いた愚考文、以上)

《参考文献》
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/cat_rhotacism.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Old_Norse
https://en.wiktionary.org/wiki/svartr#Old_Norse
https://en.wikipedia.org/wiki/Surtr
The Dravidian languages, Bharidriraju KRISHNAMURTI (2003)

2018年8月28日火曜日

理語の数詞は長い

確かに、 理語の数詞は長すぎると思っていた。ただ、今まで使っていたpanqaシリーズも残しておきたい。一応以下に考察する数詞は学問・通信分野などで使われるものとする。あと方針として出来る限り一音節にする。

1)現代理語 -qaを抜いてみる
どうやら現代理語のqaはfqa(これ)らしい、詩語や方言ではqarだったりするので

0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
iu, pan, qa, deu, iup, neo, xant, xen, lek, fent

3はdだけでは発音できないので、-euがつく
xantはqaとの間の-a-を緩衝母音と見做したもの(PL *zjənkteなので違う)
fentも同じように(PL *fniə̃nteだし、蒼はeなので違う)

xantとxen, deuとneoが間違えやすそう。

2)ヴェフィス語から借りてくる
nu, un, tu, jor, fo, fa, ceci'e, xene, et, fente

neoをfaには出来るが、xenはxeneにして一音節に出来ないので良くないが、まあniner(9)とかもあるし、ええやろ。

iu, pan, qa, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent


《小数》
航空管制とかでも~point/decimal~と云うので、larlを使えばいいと思った。

3.14159265359
deu larl pan iup pan fa fent qa xant fa deu fa fent
198.35
pan fent lek larl deu fa

まあ、ここらへんで悠里勢に見てもらおうかな。

《panqaとpan qaが紛らわしい》
悠里勢からpanqaとpan qaが紛らわしいと云われたのでヴェフィスからtuを借用してくることにした。

iu, pan, tu, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent

2018年8月23日木曜日

"Icekai" es xorln unde #1の添削

Cashimi氏によるリパライン語小説"Icekai" es xorln undeの第一話の添削。
理文の下の訳文は私による訳。

・正書法に関して
-段落で字上げはしない。
-’ではなく'

・第一段落
Cene niv mi nal lot firlex elx voleso.
「しばらく何が起こったのか分からなかった。」
>特になし

Liaxa etixon mi styvud mels mi’d lidesn mal mi firlex ny la lex.
「自分の腹が急に痛くなったので、それが理解出来た。」
>etixonはこの位置に来ない、styvudの前に。

Jol mi veles pazeso zirk'st.
「敵に撃たれたのだろう。」
>特になし

Edixu mi iesnyxol io xeleffe snujon ad yst kenis pastavilo’d iulo.
「私は倒れた状態で空を見上げながら、過去のことを思い出していた。」
>adは文を接続しない、この場合はmal……と思ったがliaxu ad(~しながら~する)のい構文かなこれ、それなら正解なんだけど。pastaviloではなくpestavilo?

・第二段落
Flurjnnavon mi diurle niv elmer'c.
「元々自分は軍人には向いていなかった。」
>副詞は動詞の前へ

Cene mi ataalarta kestene'c fie elx selene mi es la lex.
「大学に入れるものなら、学生になりたかった。」
>fie elxには省略形felxがある(ただ、間違いじゃないのでここはどっちもいいけど。)、ここでのla lexはkestine'aを指している?(elmerを指しているように感じる)

Pa dystis es riesniest mal mi'd josnusn firlex niv mi'd tisodo.
「だけど、家は貧乏だったし、私の両親は私の考えを理解してくれなかった。」
>文法的には特になし、ただ「家は貧乏」の意味でdystis es riesniestを使うのは疑問。relod es riesniestの方が良いかも。

La lex lap mag mi is elmer mal veles nienexo amath'l.
「それだけのために私は兵士になって、前線に送られた。」
>「それだけのために」だったらfua la lex lap,などにしておくと良さそう、th'lはあんまり良くないので緩衝子音を入れよう。

Mal mi mol fqiu.
「ここに私は居る。」
>molの第三用法、自分でも忘れてた……。

Mi jel dejuk'c zu elx wioll mi fontles jisesn.
「私は悲しかった、つまり、最初に死ぬであろうから。」
>ここではzuは接続詞用法であればそのままで正しい。jel、、、というか他動詞は修飾詞節だけを目的語として取れない(と思う)のでこういう場合はよくlaを形容詞の前とかに付ける。

・第三段落
No io lex tisod lap at elx liaxu is snietij.
「今、何かを考えることすら難しかった。」
>"lex tisod"を"tisodo"に

Liaxa ers narlen kanrax......
「短い人生だった……」
>特になし

《原文と質問》
添削をぶち送ったら、原作者のCashimiさんから色々訊かれたりしたので下記に回答する。
(1) 確かに一瞬で、瞬間で、らへんの意味範疇なので基本そっちで意味を取りそう。
(2) "Liaxa lidesn is giupi'e xale chypo."とかがいいかなあ。
(3) liaxaを付けると良いかもしれません。
(4) ad, olなどは名詞のみを取れます。
(6) 複文の前の文の要素を指す場合もありますが、この場合"kestene"か"mi"を指すことになります。"Selene mi es kestene/mi."はどう考えてもおかしいので、前文の"mi"か"elmer"を見ます。一番それらしいのは"elmer"なので"selene mi es elmer."だと考えるのですが、文脈的にはおかしいですね?……という思考構造になっています。ここでは"selene mi es kestine'a."という風に明示すべきでしょう。「進学」はiniatavalartarlstを使ってみるのでも良いかもしれません。
(8) fua la lex lap,で良いでしょう。
(9) mal, mi mol na.みたいな感じでしょうかね。
(10) la 形容詞 zu ~であれば「最初に死ぬであろう悲しみを感じる」という感じですね。
(11) veを動詞に掛けると良さそうです。
tletimaは序文とかを表すからちょっと違うかもしれない……。
私とすればfasal larfaとかかな、fasslarfaという表現もあるらしい。
あと、larfa 1じゃなくて1te larfaにしたほうがいいかも。

2018年8月6日月曜日

delusとdeliuの同根


delusとdeliu

<deliu>
*diə>de.li>*de.ly、(onset.e+Cはiə、Ex:*kiənje>cene.ly, *biəsb>ve(ot:ただし、onset.e+pはip, onset.e+))
*liə>*liu.ly:古ユナ化の過程での軟音化で、*lia>*ljəに、([jə]->[ju]に関して)*njəs>iu.ly

<delus>
祖語~古の*nəjgʰətʰə-sがnukusになるように主格語尾が単語に残ることがよくある。*liəの動名詞>*liəo, ユナのuはə以外からは出てこない>*liuos>

(ここで力尽きた)

2018年6月15日金曜日

stieverという単語を引きちぎり、こねたログ

stiever.ly:牛→*stʰieʁ *bʷəj:元々は雄牛を表していたが、すぐに性区別が消滅したと考えられる。

「男、夫」
PL *stʰieʁ<ter.li, dosiek.ly<do.li.PL+*stʰieʁ
古tがsになるのはt4の規則に沿って*tʰ
dosiekで*ʁがkになっているのは、*ɛpʰɛːləʁ>ferlk.lyの例を見ると正しく見える。
stieverで消えている語中の*ʁはk2の規則を見るとkが弱化しているところから、弱化して消滅したと考える。

「牛、食肉」(黄色の顔料として牛の胆石をよく使っていたため後世語では、「黄色」として実現されることが多い。)
PL *bʷəj……PLの音韻規則より、v->b, 母音後以外のjは[ʝ], はpevust.lyやpuaien.lyを見ると、eやuで実現してるところからbʷəjを取る。
veyo.li:vey-o, [vej.jo]であるが、古理ではheyo [hej.jo]のようにVjVが[Vj.jV]に割れることが良くある。-oは名詞語尾。
pevust.ly:pevy-st...ユナ語ではbwが不可のため、*pəwəjというように緩衝母音が挿入された。-stは、*-s-*-ændが削れたものと考える。
puaien.ly:puai-en...bʷがpuになる。aiはəjがユナ語化したものである。-enは*-ændで現代標準理語の-enと同じ。

2018年6月10日日曜日

我々の夜明けを導く

--^ --^ --^ ---*8
--^ --^ - | --^ --^*2

Zeltar snusel'dyeu io fenten da misse's jol.
Darf fiur a karx flent zu es nirfe fon als lart.
Tlest ens'dy leus lartss katuroj fua blim ad blard.
Kanstakt zu sinh fast'i, l'dues liest io fart dur alt!

束縛の鎖の中で我々は対決する
全人類の権利である自由を望むたびに砂嵐は吹き荒れ
暴君と農民によって人々は不安の霧に包まれる
未来に期待する確証が潰える前に勝利を!

D'riesniesto, anharkhto kjilf miss'st da ixfantul.
Dhar! ex fqa is paskelm da farvil'c ja fon waxdejx?
Dhar! vent keinti ank vodyp laj lusus fal tiurl.
Elmen'ia yst foi shrlo fal firk'd la raldnarlass!

貧しさと軋轢は我々を連合させる
さあ!これが異なる色の旗の下に最後の闘争になるだろう
さあ!絶え間なく強く続く飢えは運動によって終わる
フィークの闇の中で労働者よ、奮い立て!

Xol'd blurja mol fal d'no qar.
lartssa'd la jos is da.
stisniel'd la lirses a,
misse'c volied nars da!

革命の前触れは、今ここにある
人民による大作は完成するのだ
未来の成功が
我々の夜明けを導くのだ!

2018年5月18日金曜日

「指」講評(その1)

"yst restutu'd iupqate liexyt lap mol mi'd ledydi'c"と言うのは2018年2月19日にjekto.vatimelijuが翻訳した文章なのだが、これより数日前から何かを翻訳するから楽しみにしておいてくれ、というようなことを私に云っていた。ぞへ氏とかはうすうす分かっていたようである。原作がらろんず氏だったというのには少し驚いたが、作風が割と暗くて読んでてドギマギしたが、逆に文章の安定感があって読みやすいことは読みやすかった。それはそうとして私はこの長文翻訳の講評を為さねばならないのだ。

j.v.「前の講評では一日でどこまでできるかという話だったが、私は真面目にやって一、二週間くらいの人って感じかな。」

まあ、見ていこう。ちなみに私ならこう訳すってのは>で示すね。

"yst restutu'd iupqate liexyt lap mol mi'd ledydi'c"

題名。原題は「僕の手には左手の小指しかない」だけど、小指は最近単語を作ったのよね。ciluxだね。

j.v.「7368単語くらいの時期(2/17)の辞書なので、古いのですが、薬指は語源欄にdqate liexyt――つまり、第三の指だったので第四の指と表現すればいいのだなあと思いそう書いたんです。」

なるほどね。

j.v.「そうです。この小説、ひたすら小指の話しかしないから面倒くさかったですね。」

というか、左手にいちいちyst restutというのは面倒だね。あとmolは口語だったら、-'cはあってもなくても良いんだけど。

これって口語で書いたんだっけ、文語で書いたんだっけ?

j.v.「口語です。出来るだけ、(口語)って書いてある単語を選んでます。」

なるほど、まあ間違いってわけでもないしいいかな。造語したし一応適当なものを書いておくよ。

>mi'd ledyd letix yst restut'd cilux lap.

"mi'd liexyti yst restutu'd iupqate liexyti'sci lap es merlen."

原文が「僕の手には左手の小指しかない。」だね。

mi'd liexyti……liexyti?

j.v.「いや、yの緩衝母音はiだが……あっ、これ違う。緩衝母音を消し忘れた(笑)。」

ふむ?

j.v.「単語をコピペしたときに緩衝母音を消し忘れたんですよ。いや、何回かやりかけたから他にも三か所くらいやらかしてるでしょ」

なるほどなあ。

うーん、良く分からないんだけどなんでこれわざわざ-'sciとかmerlenとか使ってるんだろうこういう語法があるのかな?

話題格の語法を使おうとしたのかな

j.v.「そうですね、辞書に載っている例文を参照して、日本語と主語と話題が逆だなあと思いながら書きました。」

-'sが必須だわ。

j.v.「なるほどね。」

というかletix使ったほうが良いな。

j.v.「あーletixなるほど、ここを訳した時点でletixを知らなかった――以上。まあ、終盤で知って使うんですけど。」

なるほどね。

まあ、それ以外は特におかしいところはないわな。文を題名と変えたいと云ってたけど、それを込みで考えると。

>Mi'd liexyti's yst restutu'd ciluxu'sci lap es merlen.

"la alarta'd-inelnese'd snenike'd tolid io edixu mi lijiest fal fonta仏壇 malca'dj."原文「センター試験の当日、僕は母の仏壇の前で泣いていた。」

第一段落一文目だね。確か、la alarta'd-inelnesがセンター試験だっけか。

j.v.「センター試験です。"機関の試験"ですね。」

なるほどね。

edixu……凄いところに助動詞を入れますね。

j.v.「凄いところに助動詞を入れます。」

文頭に置くべきですね。

fonta仏壇……造語法としてはあってるんだけどslackで話が出てきてから結局何回か話題になったが単語が出来てないんだよね。

jekto vatimeliju [2:59 PM]

リパラオネ・ラネーメにおいて、日本でいう仏壇に相当するような、「死んだ家族を偲ぶために家庭内に置かれるもの」ってあるんかね?

リナエストでもいいけど

Fafs falira [3:01 PM]

リパラオネ・リナエスト→リパラオネ教は葬り方が宗派によって大きく異なるけど、基本的に死者の存在(言葉が悪い)を身近には置かないね。

jekto vatimeliju [3:01 PM]

なるほどなぁ

Fafs falira [3:03 PM]

ラネーメはアニミズムだし、ありそう。変わってリパラオネ教圏は自分たちの手の届かないところに死者が行くと考えているので地上に残るのはモノと考える。衛生的問題という現実的問題と死者の存在、記号と実体を混同する一般性から呪術的影響を元に、生活の場から死者の記号は忌まれる。

jekto vatimeliju [3:03 PM]

なるほどなぁ

この後のskypeでs.y.とかど同席して話し合ったんだけどね。

っていうか、-'djなんですね。間違っているとは言えないけど、あんまり使わんのよね。」

j.v.「ああ、-'dに-jを付けるなって話ですか?falの前に置きたくなかったんですよね。」

ああ、まあそれはいいんですけど-'dyデー・シェノネンウーって接辞があるんですよ。

j.v.「あー見たことありますね確かに。」

まあ、-jってもともとyですからね。

j.v.「確かにそうですね。」

"fal 仏壇 mi chypo kun niv."

原文「仏壇に線香はあげていない。」

ふむふむ、chypo kun……。

j.v.「えー、お香を燃やすにしました。」

目的語のあとにnivを置くと、「目的語じゃないものを燃やした」みたいに聞こえるんだよね。

j.v.「あー、なるほどね。」

動詞を否定してないからね。

j.v.「なるほどですね、只の移動規則かと思ってました。cene niv mi fav Vとか書いたけど大丈夫だろうか。」

まあ、それはcene nivでもcene V nivでもさほど意味は変わらないし良いんじゃない。

j.v.「じゃあいいか。これをやった理由としては、どこの情報が足りないか知るということもありましてね。ransewhaleと学ぶリパライン語、まだ失踪してないので。」

失踪してないのか(笑)

j.v.「そうですよ(最終更新一年前)、冒頭には"あれ?アイコン変わった?"と入れる予定なので(笑)」

「お香をたく」にdexafelkという動詞を使うか、私も迷うな。瞬間動詞っぽいしな。

j.v.「えー、気づきませんでした。」

まあ、不自然でもないしええやろ。

"ers lijiesto'i lap xelonj malca'd zexi'o'it."

原文「ただ母の写真を見て泣いているのだ。」

あ~あ~あ~ア~↑?

j.v.「なんか大変そう」

まずですね、ersは代動詞ではあまり使わないね。辞書に書いてないから分かるはずもないけどね。

s.y.「そういう場合、代動詞はどう書けばいいんです?」

e esかe telesじゃない?

j.v.「ersだとコピュラっぽくなっていくんですね。」

あと、まあxelonjが凄いところについている。

j.v.「何を考えてxelonjをやったのか……うーん?何がやりたかったんだ?」

ええっと……-jを取って、zexi'o'itの後に置いて、malcaからxelonまでをe esの前に置けば(="malca'd zexi'o'it xelon e es lijiesto'i lap")普通にいけますかね。

j.v.「ふむむ、なるほど。」

>malca'd zexi'o'it xelon e es lijiesto'i lap.

"edioll ririp jui es yxnien bal ad cerxe'd nuiel."原文「朝ご飯はいつも通り紅茶と角砂糖だった。」

まあ特にこれと言って指摘するところは無いな。

"一文飛ばしてるぞ"

j.v.「一文飛ばしてる?」

"それ以外の料理は一切作れないからだ。"って文よね。

j.v「んー訳したはずなんだがな。あ、はいはい、一個下にあった。」

"cun cene niv mi fav jujojes filx la lex."

あーこれか。

んー、合ってる合ってるけども、cunを使うときは文を繋げるのよね。

j.v.「なるほど」

だから、前の文と一文になるんだよね。

"fasta jisesno malca's zu ecurun fal tolid fenxe mi'c nostus'i mi fav knloan niv filx yxnien bal ol cerxe'd nuiel."原文「毎朝お弁当を作って持たせてくれた母が死んでから、僕は紅茶と角砂糖以外の一切を口にしていない。」

zu?zu?zu?

j.v.「なんか怒られてる。」

ここにzuを入れた意図を教えてください。

j.v.「えー、関係代名詞じゃね。」

あ、これもしかして上の文順番合ってるのでは?

j.v.「合ってるじゃん」

毎朝は"fal ecurun'd tolid"が良いかな。どうしてこうなったんだろう。

j.v.「ecurunとtolidがfenxeにかかると思ってたようです。」

普通に修飾しちゃだめなん?

j.v.「ecurun、名詞じゃん!副詞かと思ったんだろうね。」

副詞でもダメだけどね。

j.v.「この後副詞句めっちゃ出て来るので覚悟してくださいね。」

うへ~がんばる。

ていうか、節がヤバいのでnostusの後にiを入れましょう。

j.v.「あー節切るやつですね。」

節やばいのでどうにかしたいですね。

>"mi fav knloan niv filx yxnien bal ad cerxe'd nuiel fasta jisesno malca's zu fenxe mi'c nostus'i fal ecurun'd tolid."

"fasta ekce larievesil lerj jisesnil edixa mi no lot lenivifarlo tydiesto dynyjala'l pa mi jel alsa'c la xorlnem'i xyj laoziavo malca'st mal mi no lot pusnist eso e'i."

原文「死後すぐのころは外食も何度かしたが、どれを食べても母の味には劣るように感じられ、すぐ食べるのをやめてしまった。」

j.v.「はい、また文中助動詞」

見直しですねえ。

j.v.「いや、まあ、これは動詞っぽいものがいっぱいあるし、文頭に持っていってもなあって感じですね」

まあ、その気持ちも分からなくはないがな。

というか、文が凄い長いなあ。っていうかxyj読みづらいな……。

j.v.「語彙力がないのでたくさんの変な創意工夫が凝らされているので読みずらいと思います。」

まあ、読みづらいだけで文中助動詞以外に間違ってるところはないんよね……まて、jelの格組間違ってないか?-'sは-'iを-'cに感じるだけど。

j.v.「えー?例文に"Mi jel la xorln'i si'd lkurfo'c." <彼の話はおかしく聞こえる。>ってありますけど」

は?例文間違ってるじゃん。キレたわ。まあ、でもともかく格組が違う。

あと、文の最後の"mi no lot pusnist eso e'i"は曖昧過ぎるかも。

j.v.「なるほど。」

e'iじゃなくてla lex'iが良いかもね。

j.v.「なるほど。」

>fasta ekce larievesil lerj jisesnil mi no lot elx edixa lenivifarlo elx tydiesto dynyjala'l pa mi jel als la xorlnem'c xyj laoziavo malca'st mal mi no lot pusnist eso la lex'it.

"syjiele'c lex mol zis kin 8'd liestu axxervoj mal denfiflavertz a liestu fyrna."

原文「リビングの時計が8時ちょうどを示し、一時間ごとの小さな電子音が鳴る。」

denfiflavertzは発信機自体が小さいって意味になっちゃうよね。

j.v.「あー、やっぱりそうか」

s.y.「slackでもそういう話をしてましたよね。」

副詞をfyrnaにかけたほうが良いね。あとa liestuでは「一時間ごと」にはならないからな。

j.v.「はい」

mal以降を修正しようね。っていうか、小さな音でみたいな単語なかったな。j.v.の提案でdesnuxonにした。わたしとしてはytartavertzonでもいいと思うよ。

>denfifla desnuxon fyrna a liestu.

"mi jostol malca'c ny la lex. "wioll anfi'erlen e'i" mal mi ys li'este fal yst tesnoka'd nedi mal jol tydiest inelnesala'l."

原文「僕は母にがんばるよと伝えて右手の袖で涙をぬぐって、試験会場へ向かうことにした。」

あと、fal tesnoka'd nediじゃなくてleusj-のほうが自然かな、まあ間違いじゃないけど。

細かいけど、この場合"mi jostol malca'c ny la lex'i"だね。

j.v.「あ」

口語なら、目的語と主語は出来るだけ動詞に近づけようね。

j.v.「そうでなければ、格語尾を書けってことですね。なるほどなるほど。」

"no es qa'd rout fasta jisesnil malca's."原文「母が死んだのは二年前だ。」

まあ、特に言うことはないかな。間違いもないしね。

"edixa xurlankirler'c lex es malca elx es 認知症. edioll ci afnaryles piten ledyd fal lex flonoslazac xupur fal pormerzesil mi'st qa'd routu'd la alarta'd-inelnes'it mal ci jisesn fai nakimis aus larde'd liz."原文「認知症を患っていた元看護士の母は、僕が二年前のセンター試験を受けている間に沸かした湯で両手を煮沸消毒して、やけどの傷から感染症にかかって死んだ。」

j.v.「二年の(qa'd routu'd)はおかしいよな(笑)」

qa'd roututeかな?多分。

j.v.「まあ、そんなか」

問題はこのfalですよね。二回続いて気持ち悪い。前の方のfalをleusjにして、後ろの方のfalは節ごと、lizの後にもってくると良いと思う。

>"edixa xurlankirler'c lex es malca elx es 認知症. edioll ci afnaryles piten ledyd leusj lex flonoslazac xupur mal ci jisesn fai nakimis aus larde'd liz fal pormerzesil mi'st qa'd routu'd la alarta'd-inelnes'it."
"fal ladir eso martnefi'e at ler ci set narlenon jisesn." 原文「もとから体が弱かったということもあって、とてもあっけなく死んだ。」

narlenonさ、「すぐ」でよくね?まあ「あっけなく」感がないか。

j.v.「まあ、悩みに悩んだ結果こうなったんですよ。」

うーん、日本語は難しい。まあ、間違ってないは間違ってないしいいでしょう。

"fankla niejoden snystost lex es mi'd exiu fuaj (malca es viojanerfe) ers acalefy'i niv."

原文「唯一残された親族である僕(母は一人娘だった)の意向によって、葬式は行われなかった。」

また、ers -'iをやってるね。それ以外は特に間違ってるところはなさそう。

j.v.「そういえば、」

ん?

j.v.「このころvelesという動詞の存在を知らないので受動態を表すために様々な創意工夫をしています。お楽しみください(笑)」

マジか(笑)

j.v.「まあ、下手に受動態に訳さない方が綺麗になる場合もあるからね。」

まあ、確かに。

"edioll nat mol dqa'd liexyt fal la lexe'd liestu mal cene chypo kun fal 仏壇."

原文「その頃はまだ指が三本残っていたから、お仏壇に線香をあげることもできた。」

mol dqa'd liexyt?これはおかしいですね。

j.v.「ほう?」

molは「-'sが-'cにある」なので、格組がおかしいですね。

j.v.「ああ、確かにmolの位置がおかしいですね。」

しかし、molの位置がおかしいというのですね。私ならdqa'd liexytの位置がおかしいというとこですが、興味深い。

j.v.「確かに、なんででしょうね。」

"fontleson kun'it lex chypo nukus falj mi ankalefenes stit'lo kunu'd naxirlelen'it fal yst restut mal, lesback lot la lex es malca'st jujojeserl xy doisn."

「初めて線香をあげた夜、左手で線香の燃えた灰をなめてみたが、やはり母の作る食事には劣る味だった。」

fontlesonの位置がおかしいね。chypoに掛かってるならfontlesonの前に置くべきだよ。と思ったけどlex V Nに副詞修飾をしたい場合は何処に居れてもだめっぽいので前置詞、後置詞を使うべきってことになりそうですね。

fal yst restutはまあ、leusだな。

j.v.「leusですね」

xy、よく使いますけど私使えてないの辛い。

j.v.「まあ、英語のlessに慣れてますからねえ。」

"anpanqateust la alarta'd-inelnese'd snenik es fhankaon xilnar mal, edioll tisod xale finkalo ledydi'st mal es extuevavo liexytirg'it ce ropiesn."

「10回目のセンター試験の日は特別寒く、手がかじかんで指がちぎれるような思いがした。」

さて、第三段落。

fhankaonはesの前か、-jを付けましょう。

j.v.「なるほど。xilnarに掛けたと思ったんですけど」

副詞は形容詞に……掛けられたっけ。

j.v.「掛けられないようですね、罠ですな。」

ん……?なんでこれes extuevavoなんだ?

j.v.「ropiesnに呼応します。ceで比較級に取っているんです。どうしてこうなったかは悪い理由があって、受動態が分からずにこうなりました。」

読めないわけでもないけど、esのあとにiを入れたいですねえ。

j.v.「まあ、最後の最後までiなんてものの存在を知らないので、入るわけもないんですが。」

"inelnesala'lt zelon lex sniejus LDJ'd julupiassa'sci (zu stes faibilirxken yrstorxa'i) atit LDJ'd anniassa'sci (zu es LDJ'd julupiass xy stesen yrstorxa'it), als xalur fueg."「会場にぞくぞくと集まってくる女子高生たち(不細工なカバに似ている)も男子高生たち(女子高生たちよりはカバに似ていない)もみな手袋をしている。」

絶対ここ地獄でしょ

j.v.「地獄(笑)」

文を見なくても何か間違ってることが分かる。

j.v.「それはそう」

lex Vの副詞修飾ってどうすればいいのか私も分からないや。

副詞修飾以外は問題なしかな。lex Vの副詞修飾ってよくわからないし、malfiとかを使うと良いと思うよ。

"fasta pernergil edixa mi snojij inelnesil el xelo fka'd inistilter'it."

「席に着いたあと、試験時間まで周りの生徒を眺めることにした。」

かね良いけど、これも主語・目的語を動詞に近づけろの法則違反で不自然だね。

あと、口語文では動詞以後では前置詞を使う。

j.v.「なるほど、xeloを動詞に近づけて、eljを使う。」

fasta-もその法則に沿って-jを付けたほうがいいですけど、これは動詞の後に持っていっていいでしょう。

j.v.「まあ、edixaが文頭に来た方が綺麗やろな」

"fontamien pernergala'ct lex mol julupia'st lex pyles ny deroken fueg pinixon xipiaon eska zpenernj'd ektir't lex mol wounsa fua arfe"

「ひとつ前の席の女子高生が外して丸めた手袋が、リュックの横のペットボトルホルダーに無造作につめこまれている」

fontamienですが……良く造語できましたね!

j.v.「やったー」

えーと、それでまず、ny derokenの意味が取れませんでした。

j.v.「あーこれかー、あのー、布や紙をしわくちゃにする系統の単語が一切なかったので、まあその反対にすればええやろという謎の思考によってできました。」

よし、じゃあ、それ採用で。

j.v.「やったー」

……ektir't?えっと、-tを単独で付けることはできません。

j.v.「てか、このアポストロフィなんやねん。要求されている格はなんですかねえ。」

molだから-'cじゃないですかね。

j.v.「-'cかー」

arfe?arfeでいいの?

もしかして……ペットボトルがない?

j.v.「ないですね、でも、英語もbottleなので区別しないのかなあと思って。」

これは文化設定が出来てから決めたいな。

"(wounsa es anfarftyr mal mi firlex eso altiumen ysnettarlen fueg)."

「(メッシュのホルダーのおかげで、それがピンク色の毛糸の手袋であることがわかる)。」

特に問題なし。

"liaxu mi krante mi'd late fal ditieren lyrsta'd inelnesrtydiv melx, liaxi fontamien pernergala'ct lex mol julupia bafferles ci'd ledzil fal ciback."

「社会科の解答用紙に受験番号を書いていると、前の席の女子高生が髪を後ろに束ね始めた。」

わーすごいinelnesrtydiv、さすがに緩衝音入れろよw

j.v.「あー、緩衝音どっちに入れればいいのか分からなかったからなあ。」

それ以外は特に問題なし。

"la lex es 気合を入れる xale, jeskatax xale eso n, mi ezon firlex niv mal, ny la lex es korlixtel. ledzil'it lex bafferles ci'd ledyd es set snestul mal es kosnusta."

「気合を入れるみたいな、そういう願掛けの類なんだろうか、よく知らないけれど、確かなことは髪を結わえる彼女の手がとてもすらっとしてきれいだったことだ。」

N1 xale N2 xale N3で続けるのが嫌だったら、N1 xale N3 xale N2でもよかったかもしれない。リパライン語の修飾の概念はキューのようなもので、N1 xaleのうえにN2 xaleが載ったものが、N3に修飾されているものと基本的に見えるけど、もし、N2を修飾しているように見えて気持ち悪いなら。

j.v.「なるほど。」

つづく……

2018年5月11日金曜日

「それはまるで(1;12)」の添削

2018年5月11日にskurlavenija.mavijaが訳した文章を添削する。
Fqa es raldenarl zu alfaovali'et xale y.
それは穿つような闇だ。
「それはまるで穿孔する闇のようだった。」
*alfaovali'eto xale esかねえという感じになった。
>"Fqa's alfaovali'eto xale es raldenarl."

La lex es rartrorle azuazmalife zu ci xartle aler ad es mele celaium'd xleasnoip.
それは彼女が(alerが分からん)降りる螺旋階段で、建物の側面である。
*esは存在動詞には使わない、存在動詞は専らmol。
*alerはここに来ない、場所をそのままにするならaleronjなど?
*文はadでは普通は繋がない、malを使う。
「建物の内周に沿って遥か地下まで続いている螺旋階段である。」
>"La lex es rartrorle azuazmalife zu ci xartle aleronj (i) mal la lex mol mele celaium'd xleasnoip."

Fi no es nysiest, kafia's ananeoqale ekce en aus xurn fon avimens'd snoip zu liaxe ni alfaovali'et, xyfarzten kofijoe cix.
もし今が昼ならば、半分の確率で(彼・彼女が)穿った地面の壁の穴を通して少し入る
*kafia -> kafi'a
*xyfarzten kofijoe cix(自然の灯りとして)は何処を修飾してる?
*zu liaxeは不可能、zu elxかzelxにしなければならない。
「昼間であれば、明かり取りとして開けられた地上階の穴から僅かなりとも光が射すのだろうか。」
*xyfarzten kofijoe cixはenに掛けたいところなのでkafi'a'sの後ろに置いて、ananeoqale ekceをどちらにも-jを付けて、enの後ろに移動させると綺麗。
*「明かり取りとして」が入ってないので良くない、"fua kofijoe"とかを入れたほうが良い。
*多分、ananeoqaleは「だろう」を表すために入ってるんだろうけど、多分これはjolで良いと思う。kafi'a'sの前にelxを入れるか、fiを消して同位置にfelxを入れる。
>"No es nysiest felx jol kafia's xyfarzten kofijoe cix en ananeoqalej ekcej aus xurn fon avimens'd snoip zelx liaxe ni alfaovali'et fua kofijoe."
j.v.「enは取れる格組が多いので、kafi'a's en e'cと虚辞のeを置いて格組を確定させたほうが良いかも。主語をxurnにしてxurn en kafi'aとしてもいいとは思うけど。」
skurlavenija.mavija「緩衝音絡みが多いなあ('の直前にも入ることを今知った人)」
j.v.「逆に-tの直前には「入れてはいけない」ので、そっちも気をつけよう」
s.m.「入れてはいけないものもあったのか」
*-jとかもそうね。

Pa, no es nukus. Lefjcena zu ci shobe lap iraif jisysn celdiner'dy l'ckurja ad lovim ci'dy.
しかし、今は夜だ。彼女が掴む松明のみが先導するメイドの背中と彼女の足を照らしている。
*lapはここにくると不自然、lapj lefjcenaかshobe i lapが良い。
*l'ckurjaはこの位置には来ない。zu - iかV-en-jが良さそうである。
「けれど今は夜。前を歩く侍女の背と彼の足元を照らすのは手に持った松明のみだった。」
*ci'dyじゃなくてsi'dy
>"Pa, no es nukus. Leficena zu ci shobe i lap iraif jisysn celdiner'dy ckurjavenj ad lovim si'dy."

・slackでのjekto.vatimelijuの添削とskurlavenija.mavijaの反応
jekto vatimeliju [14:37 Uhr]
-m'dは用例無し、緩衝母音を入れて-mu'dとするのが事実上の義務(いやどこにも載ってない情報だから知らなくて当然だけど)
kafia's → kafi'a's

mai_lang [14:40 Uhr]
なるほど、一般に緩衝音はけっこう入りやすいんですか?

jekto vatimeliju [14:40 Uhr]
一概には言えませんが、入れてダメなケースはあまりないので迷ったら入れましょう

mai_lang [14:41 Uhr]
はーい

jekto vatimeliju [14:44 Uhr]
ananeoqa ~ anneoqa、用例を発見できずどちらが自然か判定不能。前例としては、anfentiqa、aniupqa、anapanqaのみを発掘。
と思ったら辞書に在ったな
ananeoqaでよさそう

mai_lang [14:46 Uhr]
よかった(よかった)

jekto vatimeliju [14:48 Uhr]
avimens'd、これはals'dという前例があるので緩衝母音は入ってなくても多分セーフ

mai_lang [14:49 Uhr]
緩衝音絡みが多いなあ('の直前にも入ることを今知った人)

jekto vatimeliju [14:50 Uhr]
逆に-tの直前には「入れてはいけない」ので、そっちも気をつけよう

mai_lang [14:51 Uhr]
入れてはいけないものもあったのか

jekto vatimeliju [14:51 Uhr]
iraifは自動詞だからiraif jisysnは怪しそう
「l'ckueia、アリか?」と思ったが l'stusnypes という前例があるのでセーフ

mai_lang [14:54 Uhr]
【他動詞】(-'sは-'iを)照らす 光を当てる 明るくする
この用法でいけるかなあって書いた気が(わからないですが)

jekto vatimeliju [14:54 Uhr]
あ、辞書増えてたか
増えてたな、セーフです(こっちのが古かった)
ckueia → ckurjaか?

mai_lang [14:56 Uhr]
ckurjaですです

jekto vatimeliju [14:57 Uhr]
さて意味解析
辞書に「S es A xale. SはAみたいだ」とあるので、そもそもyはなくてよさそう

mai_lang [14:58 Uhr]
はい

jekto vatimeliju [14:59 Uhr]
azuazmalife zu ci xartle aler がよく分からん、ciはどの人を指すんだろう

mai_lang [15:00 Uhr]
ciはメイドに続いて階段を降りてる人(フォグ)のつもりです

jekto vatimeliju [15:00 Uhr]
原文のその箇所に言及がないので誰かと思った
このalerは何を修飾する?

mai_lang [15:03 Uhr]
残念なことに、これ書いた奴はxartleを修飾してるつもりだったんですね

jekto vatimeliju [15:04 Uhr]
動詞を形容詞で、しかも後ろから、修飾することはできないので、副詞化してaleron xartleとかするとよさそう

mai_lang [15:04 Uhr]
残念

jekto vatimeliju [15:05 Uhr]
alerを動詞にしxartleを名詞節にして、ci aleres xartleo「彼女は下降に時間をかける」とするのもアリかも

mai_lang [15:07 Uhr]
全く愉快でない話なんですが、siのつもりでciって書いてたようです(ひどい)

jekto vatimeliju [15:07 Uhr]
なるほどなぁ
まあ昔は同じ単語でしたし(フォローになってない)
:ot: @Fafs falira
【名詞】xleasnoip 壁面
【名詞】xleasnoipen 壁面の

後者、「形容詞」(最新版で直ってるパターンだったらすまない)

jekto vatimeliju [15:13 Uhr]
avimens'd snoipで「地上の壁」を指せるかどうか自信がない(リパライン語-'dは日本語「の」より語義が狭い)(avimensen snoipかなぁ?)(avimense'c lex mol snoipだと「壁のうち、地上部分」を指せるのか不安)

mai_lang [15:18 Uhr]
そこは「違いそうなのに修正できない…」ってなってました…

jekto vatimeliju [15:19 Uhr]
場所のときは B'c lex mol Aが便利

mai_lang [15:20 Uhr]
lex、どこにでも出てきますね

jekto vatimeliju [15:22 Uhr]
enは取れる格組が多いので、kafi'a's en e'cと虚辞のeを置いて格組を確定させたほうが良いかも。主語をxurnにしてxurn en kafi'aとしてもいいとは思うけど。

mai_lang [15:23 Uhr]
ふむふむ

jekto vatimeliju [15:26 Uhr]
Lefjcena zu ci shobe lap、zuとlapのうちどちらが前に来るべきかは前例がなく判定不能。
lex ckurja、何を修飾する?

mai_lang [15:28 Uhr]
そしてここのciもsi(フォグ)
侍女(メイド)です (bearbeitet)

jekto vatimeliju [15:31 Uhr]
lex V Nで「VするN」なので、jisysn ckurjaven celdiner'dyかjisysn celdiner'dy ckurjavenjかなぁ

mai_lang [15:32 Uhr]
あーV-en(完全に忘れてました)

jekto vatimeliju [15:32 Uhr]
lex Vは多分後置修飾できないので、そうするしかなさそうですね
えーと Lefjcena zu si shobe lap iraif jisysn ckurjaven celdiner'dy ad lovim ci'dy.
よさそう(てきとう)

mai_lang [15:35 Uhr]
比べると、修飾方向が理解できてないですねえって感じが

jekto vatimeliju [15:35 Uhr]
曖昧性回避のためにもjisysn celdiner'dy ckurjavenjの方が良いのかなぁ
とまあとりあえずこんな感じで

2018年4月7日土曜日

{Niejod}の理理辞書登録

☆まずは、使用例をコーパスから持ってくる。

・【間投詞】万歳!
Niejod Lerssergon lkurftless! Niejod jeskasti!
学ぶ言語(lerssergenの誤り?)万歳!イェスカ万歳!

"Niejod francesti."
フランス万歳!

・【自動詞】生きる、生存する
Liaoll larta fav niejod mal virot la vynut fal fhasfa.
人はただ生きて、良い出来事に何時かあたる。

Als larta siekio letix niv hark fua niejod.
全ての人間は等しく(siekion)生きるための価値を持っていない。

y niejod fua larta.
人のために生きる。

【ftl.i】s celes molo xale mors i larta ad ete'st. s celes ny niejodo i'it.
【他動詞】sは人などを物のように在らせる。sはiを死なせる。

Fhasfa'd larta celdin mi mal mi niejod fal no.
誰かが私を助けて今私は生きている。

・【自動詞】生活する
La lex xale niejod mi's mal virot ez larta.
そのように私は生きて、真面目な人に会う。

Fqa io dat mol tasa'd larta zu vsfafgh niejodo fqa io.
ここにはたくさん、ここで生きることを考える外の人間がいる。

Liqka'd unde io larta'i lex knloan neffelescarfirain ad eo lex liaxe jol nytyr'd lyr leus eo icve feandecarssa's fqa io niejod.
夢の世界で人を食べる怪物と現代科学で魑魅魍魎を消し去るここで生きる。

Cirla'c niv moler at niejod pa eo lex niv selene mi's mi'st jardzankatta ad eo lex deliu gentuanen eo lex eso'it tisodo'i veles.
現実に存在しない者も生きるが私は私がでたらめと捨てるべき行為を考えられた。

・【自動詞】人生を歩む
Pa, La lex es mi'd niejodel.
でも、それが私の生き方だ。

Liqkaxy io girathim io lex tiexos mi's l'text niejodel es.
夢の中に一定時間寝ている私が選んだ生き方だ。

・【名詞】生命/生きること
<< Sesnud cossa's niejod'i deliu mal naston niv kenis, Cun fi iccoerstan m'is adirkhtir, siss es letixer riron fal iccoerstan tuanil nisse'd lkurftless. >>
貴方は生命を守るべきだ、そして決して忘れないべきだ。なぜなら、もし国民が奴隷になっても彼らは国民が彼らの言語を覚えている限り鍵を持つ者となる。

☆用法の整理・説明
【間投詞】万歳!
→何かを称えるために言う言葉
【自動詞】(sは)生きる、生存する
→sは生命が存在する状態である。
【自動詞】(sは)生活する
→sは日々の維持や生命を過ごすために行動する。
【自動詞】(sは)人生を歩む
→sはその人の命運をその人が決めて、行動する。
【名詞】生命/生きること

☆理訳する
【krc.】ers kraxaiun fua tvasnko Fasfa.
【ft.s】s es na zu nejorto mol.
【ft.s】s destek fua starsken cafleko adit nejortovil, et.
【ft.s】s destek malfi larta'd siburlu'st snojijo.
【ftl.a】Ers nejoto ol niejodo(pa, no io veles niv luso).

☆それぞれの用例にひとつづつ、例文を抜粋して張る(用例番号を末尾に置くこと)
Niejod francesti. (1)

Fhasfa'd larta celdin mi mal mi niejod fal no. (2)
 
Fqa io dat mol tasa'd larta zu vsfafgh niejodo fqa io. (3)

Pa, La lex es mi'd niejodel. (4)

Sesnud cossa's niejod'i deliu mal naston niv kenis, Cun fi iccoerstan m'is adirkhtir, siss es letixer riron fal iccoerstan tuanil nisse'd lkurftless. (5)

={niejod}登録完了=

2018年1月28日日曜日

20180128造語

造語依頼「ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テナー、バリトン、ベース」に関して。

slack:
fafs「造語依頼で、「ソプラノ、アルト、テナー、バス」って来てたんだけど文化依存っぽいよな」
j.v.「「理論を立てたのはラネーメだが、ラネーメ文化圏ではあまり広く行われず、むしろ混声合唱といえばリパラオネである」とかもありうる説だなぁ
説「ラネーメにおける純正律の考察はあくまで数学的な側面を論じたに過ぎず、実際に花咲いたのはリパラオネにてである」」
fafs「ケートニアー/ネートニアー・男性/女性・高音/低音って分類にしたいね声域区分」
j.v.「ふむふむ(声域違うのかねケートニアーとネートニアー)」
fafs「組織の配置とかの違いで音の響きに影響が出ると思った。」
j.v.「「片方の性ではケ/ネの差はあまり見られないが、もう片方の性では見られる」説を突然思いついた」
fafs「やばそう, 市民団体「片方の性だけケ/ネ分類するのは差別的だ!」
みたいのが起きそう」
fafs「元々三声(ソプ・アル・男声)→男女四声→ケ/ネの違い・性別との対応が分かってくる、六声→市民団体、共産党による圧力八声みたいな流れか……?」
fixa.siertija「八声も発生するのエモい、ケ/ネ差は高低だけでなくモンゴルのホーミーみたいのを(例示)いとも容易く発声出来るようなオプションも可能かな」
fafs「ウ ェ ー ル フ ー プ 歌」
j.v.「や ば そ う」
f.s.「喉の中の気体を操作するのかな(ただし下手すれば呼吸が死ぬ)」
fafs「命がけの合唱とかヤバそう」
j.v.「s軸方向の振動、とか?」
fafs「s軸方向に一旦気体や響きを置いておいて、入れ替えて凄い発声とかしてそう。」
f.s.「._人人人人人人人人人人_
.> ケートニアー現代音楽 <
. ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄」

まとめ:
  • 純正律はラネーメ人が数学的な面で発明したが、リパラオネで発達した。
  • 元々はソプラノ、アルト、男声の三声だった。いずれ、男女四声になり、片方の性別でのケートニアーとネートニアーでの響きの違いが分かってきて六種類に分類されるようになる。市民団体や共産党の教育方針により、全性別でケートニアー・ネートニアー分類が導入され八種類、メゾが入り3*2*2で十二種類になる。
  • ウェールフープを使って体内の状態を変化させて歌う特徴のある歌、「ウェールフープ歌」というものがある。

造語:
 「ソプラノ」、「アルト」、「男声」
最初にあったものだし、単純語になりそう。古代リパラオネ圏におけるコミュニティは、リパラオネ教のコミュニティだろうし、神族の名前とかから取ってきたりするのが良さそうかなと直感的に思った。
ソプラノはbelche、男声はberxaに当てよう。アルトはbelcheの側部というイメージで、tasをくっつけてbelchertasでいいだろう。

「テノール」、「バス」、「女声」
後世になって出来た分類なので高低でいいだろう。音階の高低は物理的高低と逆なので、テノールはberxavins、バスはberxajipにしよう。女声も後世に出来た分類になるので、ytartaに女性名詞語尾-khを付けたytartakhにしよう。

「ケートニアー……」、「ネートニアー」
「ウェールフープを使う」という意味の接辞welf-がある。ケートニアーを有標にして、ネートニアーを無標にしようと思ったけど、そこまで明白な数の差ってのはなさそうなのと、結局ネートニアーをいずれ有標にすべきときも来るだろうから「ウェールフープを使わない」という意味の接辞nielf-を作った。これらを使う。

女声 ytartakh
ソプラノ belche
ケートニアーソプラノ welfebelche
ネートニアーソプラノ nielfebelche
アルト belchertas
ケートニアーアルト welfebelchertas
ネートニアーアルト nielfebelchertas
男声 berxa
テノール berxavins
ケートニアーテノール welfeberxavins
ネートニアーテノール nielfeberxavins
バス berxajip
ケートニアーバス welfeberxajip
ネートニアーバス nielfeberxajip

造語依頼「即値、イミディエイト」

即値って結局直接書かれた値のことだよね。リテラルと何が違うのかと思ったら、こんな記事が出てきた。

qune: そういえば即値とリテラルのこと http://qune.cside.com/archives/001743.html

高級言語の定数値がそのままアセンブリの命令における定数値になるわけじゃないから言い分けているらしい。アセンブリの命令で定数値になるものが即値ってわけね。とりあえず同じにしないでおこう。
「そのままで」という意味の単語がfeanなので-erlを付けて名詞化しよう。

造語依頼「間接参照」

引数の指しているメモリの番地に飛んで云々ということよね。英語のindirectionは「遠回し」という意味らしい。最初の引数が看板の役割をしているからaceloを使いたいがそのままでは誤解を生みそうなので-ustを付けておこう。

造語依頼「ディスプレイスメント(基準からの変位量、オフセットの違いは変化する単位があること)」

調べたがよくわかんなかったのでj.v.に後で訊く。

造語依頼「オフセット(基準値から最小単位で表した変位量)」

特定の絶対アドレスを表すために、ベースアドレスに加えられるアドレスの数。とか書いてあったけど、特定の基準を決めてそこからの距離のことらしい。
「(数値)に至る」という動詞luni'aがあるのでこれの-erl形を文語使役態celを付けたcel luni'aerl(至らせるもの)を語源として短縮したcelluni'eを採用しよう。

造語依頼「符号拡張(最上位ビットをコピーして必要なビット数まで拡張する)」
ここを参照した。符号である最上位ビットは補数だろうがなんだろうが結局0を表しているんだからそれで拡張すれば問題なくね?ってことか。ゼロ拡張ってことじゃん、って思ったけどゼロ拡張は別であるらしい(補数だろうが普通の数だろうが単純に0で埋めること)。
「広い」という意味の形容詞kiniesがあるから、これの-ustで派生した単語kiniesustを「拡張」という意味にしよう。おとなしく「符号」akraptの形容詞形akraptenをつけて完成にしておこう、と思ったがこのakraptは記号の意味だから違う。diun-(先頭の)という接辞を作ったのでこれで派生させよう。

造語依頼「ゼロ拡張(足りないビットにゼロを補ってデータ幅を増やす)」
さっきのやつやんけ。iu-r-lus-en(ゼロを使う)を使って同じようにしておく。

造語依頼「16bit幅のデータサイズ名(mejとlysolassの中間)」
lysolassの半分だから、-xiaで派生できそう。まあ長過ぎるかもしれないのでアレだけど。

造語依頼「MSB 最上位ビット」「LSB 最下位ビット」
左がrestut、右がtesnokなので「最も」を表す前置辞pask-を付けて、場所を表す接尾辞-alを付けてpaskrestutalとpasktesnokalでいいや。

造語依頼「エンディアン」「リトルエンディアン」「ビッグエンディアン」
語源が、ガリバー旅行記らしい。エンディアン、バイトオーダー、バイト順とも言うらしく、データを大きい方から並べるか小さい方からかとかそういうことらしい。leijues「並べる」を-elで派生させてleijueselでエンディアン、リトルエンディアンはvletwalen leijueselにしたい。槍先は尖って鋭いが持つ所までになってくるとある程度太くなってくるから。ビックエンディアンはどうしよう。絞るイメージだからcuturletosti leijueselでええやろ。

造語依頼「アドレス空間、アドレスとして取りうる値の範囲」
setivalen celnirfeでいいと思う。

造語依頼「実効アドレス(間接参照で用いられるアドレス)」
間接参照の最初の引数が表すアドレスのことだな?看板(間接参照)の中身ということでacelo「看板」とuies「中身」をくっつけよう。

造語依頼「リニアな(範囲のアドレス値が連続している)」
調べたがよくわかんなかったのでj.v.に後で訊く。

結果:
即値、イミディエイト feanerl
間接参照 aceloust
ディスプレイスメント ?
オフセット celluni'e
符号拡張  diunakrapten kinieses
ゼロ拡張 iurlusen kinieses
16bit幅のデータサイズ名 lysolassaxia
MSB 最上位ビット paskrestutal
LSB 最下位ビット pasktesnokal
アドレス空間 setivalen celnirfe
実効アドレス acelorvuies
リニアな ?

2018年1月22日月曜日

「雲母」

「雲母」……中国で原産地が山中の雲が発生するところであると考えられたために「雲が発生する母なる地」として雲母と呼ばれるようになった(ソースが不安なため、民間語源の可能性あり、下記にあるサンスクリットの単語には雲の意味があり、これが関係した可能性もあり。)

「きらら、きら」……画材として砕いた雲母のカケラはキラキラと輝くため、雲母が多く産出される地名にはこれにちなんだものがある。

"mica"……ラテン語のmicare(輝く, mico<PIE *meyk-「ちらちら光る」)の類推の影響を受けて、mica(くず、かけら、小片、粒)から、此れ自体はさらに遡るとPIE *smeyg-(OEDには*smik-って書いてあった)(小さい)から来ているとされている。

"glimmer"……大体ゲルマン系はこういう語形らしい。元々は「(ちらちらと揺れて見える弱い)かすかな光,微光, きらめき」の意。エスペラントのglimoもたぶんこれやろ。

"слюда"……スラブ系は似たような語形が多い。これはロシア語。語源はよくわからん。

"kiille"……"kiiltää"(光る、輝く)という動詞に語尾-e(形式名詞をつくる語尾)が付いた形。エナメルのことも表すらしい。

"अभ्रक", "अभ्र"……サンスクリットにおける雲母、テルグ అభ్రకము(abhrakamu)やベンガル অভ্র(obhr), ヒンディー अभ्रक(abhrak), カンナダ ಅಭ್ರಕ(abhraka), マラヤーラム അഭ്രം(abhram), パンジャーブー ਅਬਰਕ(abaraka), ウルドゥー ابرق(abrak)と同根と思われる。abとbhra(水の運搬者)から出来た合成語であり、原義は雲っぽい。医療用途としての雲母がこの単語で表される。
tsésǫʼ……ナヴァホ語、「星の石」の意。

μαρμαρυγίας……例によってギリシャ語、「(金属の)輝き」の意の動詞から派生した。


2018年1月21日日曜日

カムツ語解読(できません)#4


以下のは雑記・考察ログです。すでに変更・更新された過去の設定などが数多く含まれている可能性があります。

ツイッターの投稿を見てみるよ

確実な情報が欲しいので

>nu, imi amu kamtu beno.はまあ分かりやすいな。「あ 私 思う 言葉 今」
>"ns looo wor ama yo mi nya kit wic"、nsがなんでこんなところにあるか良く分からんな、loooは1000だろうな「ns 1000 の ama yo mi に kit したい」, 訳が「見てほしい」なのでkitは「見る」だろうか。ama yo miがそれぞれ分からない。

>raknこそありがとうである気がする。
>kit「見る」で確定。
>二文目「私 名前 を hovirus」、ま さ か"hovirus"は「書く」とかそういうあれなんですかねえ……。#1-13のhovirusが「書く」だとしても割と意味が通る。ううう……(死亡) "yomi hop Kamfotu be nyo ram rus/ douga? ns komerann? nyo hovirus"は「(あなたたち?) (望む) be に 続く 下 動画 の コメント欄 に 書く」っぽいな。beは何だろうと思ってコーパスから探したが、be-necnomが出てきた「呪術-師」、もしかしてbe-の方が行為者名詞を表すのではないか?
>be-necnomが呪術師だと思って、be-kitだったら「見る人」になるのかと思ったら、そういえばbekitって「城」じゃん!!!!(驚いて変な声が出てきた。)
>be-、英語の-er/orに当たるくらいの解釈で良い気がする。bekitは[見るところ]で「城」、betu-nokiは[地-者-名]で「姓」とかかな。ともかく語の派生に関わっている気がする。
>raknが「ありがとう」であることは大体明白なので、"ama yo mi"が「みなさん」に当たっている可能性がある。一番上記の文は「ns 1000 の みなさん に 見る したい」になる。使役の標識はどこだ(無標か), #1-1は「はい 皆さん 今 に 初めて nus (会う) mi」という感じで段々読めてくるな?
>hoviはエスペラントのkajみたいに並列でも文を繋げるのでも使いそう。「みなさん したい cvi ra そして fnom 今」って感じだろうか。

>hoviって本当に接続詞か?

>fewは新しい、かな。


2018年1月20日土曜日

カムツ語解読(できません)#3 辞書だぞ

以下のは雑記・考察ログです。すでに変更・更新された過去の設定などが数多く含まれている可能性があります。

カムツ語 ‘ram’ についての考察〟に先行研究に挙げられたよ!
@deinotaton氏、ありがとうな!

文字起こしも出来ているみたいだ。
Pomodao氏の労力に敬意を。

あ、ちなみに(自分用でクソだけど)辞書作ってるよ。PDIC/Unicodeというソフトで使えるよ。もしよければどうぞ
https://drive.google.com/file/d/1mP2sR3ilqYaiUjnR01aLIX6hfbGyL6g5/view?usp=sharing

カムツ語研究はまだ始まったばかり、こうしちゃいられねえ!

『小さい枠のアムフォ【#1】』を見てみる

#c1
1."amarus mi rus"

2.amarus nya mi rus
原に生うる草の

3.tu wor ram fotu nya
地を流れる風に
>ramがありますね、興味深い。上記の説を参考にすると「地にそって流れる」という言明示にそっくり合うように思える。
>fotuはすると風っぽいな。関係節を作る時は特に動詞の形態が変わったりしないでそのまま続くらしい。古理語の最古の形みたいだ。
>nyaは辞書には「主格の後置詞?」と書いてある主格でも意味が取れる気がする。
>「地? を つづく 風 は」か。
>kamfotuってそうなると「言葉の風」みたいな意味か。

4.fra nono omo fun[fan] faw
ゆれ いって かえって やがてもとに
>fraとかfun fawは擬音っぽい。それ以外は不明。

5.imi hyu amu uno n
わたしはそれに喜びを感じる
>hyuって本当にコピュラか?実は主格の後置詞で、コピュラは基本無標とかそういうんじゃないの?それじゃ実質コピュラだって?知るか。
>amuは思う、nは割と語尾を整えるために置かれると思っている。するとunoは「喜び」ということじゃないかな。#1-6には"amu hovi fo ram amu-fo n"という文が出てきているが、"amuとfoでamu-foになる(うん)"みたいな言い方をしているため、あまり意味に関係しなさそうなのだ。
>コピュラとamuが並んでいるとしたら、時制とか相を表しているわけ?

6./hara i ou ruksa/
(不明、動画末尾で字幕が出ていない)

『高い城の音楽 それとお便り【#2】』を見てみる

#2
uno ems kamfotu wor com !
お便りありがとうございます!>kamfotuは「手紙、便り」で決定っぽいな。
>「喜び ems 便り を com」か。「ありがとうございます」は"uno ems"に当たってるのかな、それとも"uno"だけで感謝を表すことが出来るとか?

『アムフォとそのゲーム実況【#3】』を見てみる

#3
tim wor Kom ram emt imi kap nec?
夕焼けが早く感じられるのは、私が楽しんだからでしょうか?
>「tim を Kom なる emt 私 kap nec ?」、あまり分からない。
>komとcomってもしかして転写違いなだけで同じ単語か?音声が無いと分からん。
>timはTimeだと思うし、komはkommen……嘘、comeだと思ったりした

高い城とさんぽとお茶と【#4】を見てみる

beno kom fotu hyu ram tu hovi minoki
おだやかな風が今日も吹いています
>「風が吹く」のコロケーションは#c1-3を参照しても分かる通り、ramとfotuが共起している。tuが#c1-3で「地」であると判明している。あとhyuはやっぱり主格後置詞だと思う。#c1-5と同じ用法だ。kamfotuを送るという動作もramで表しているかもしれない。
>"beno"は#1-1, 8, 11で既出。#1-1の用法は良く分からないが、多分その他の二つから「今」という意味だと想像できる。
>"kom"は#3にしか出てきていない。さらなるコーパスが必要。
>「今 kom 風 が 吹く 地 も 名前」
>最後のminokiがなんで入ってきているのか良く分からない、#1-5で「名前」という意味であることは確実だが……?

=後記=
ramって結構抽象的な意味じゃねえのかね。


2018年1月12日金曜日

カムツ語解読(できません)#2

01/12の@iminyaminokikamのツイートなどから

Virtual-Youtuber? ns amu-fo
バーチャルYouTuberのアムフォです

non bekit wor amufo
高い城のアムフォ
>worは単語のクラスによって使い分けるものか、或いは属格の種類でnsと使い分けるのだろうか。nsは最初の文では同格として使っているようだし、worは性質属格的なのかなあ。それともamu-foが「想う風」だからamuが取るためにworである可能性とか、用法が二つある可能性とかでている。

gedo-senki? nya betu nya amarus ru imi inemi tu nyo kam wor amu, bekit wor amu.
ゲド戦記(?)は大地や野に私の生まれた地を想う
【    】を想う
>#1-10.のinemiは確かに出身地を指しているようだ。
>「ゲド戦記? nya betu nya amarus ru 私 出身地 tu nyo kam wor 想う」
>nyaは主格の後置詞か???

imi wor kamtu wor necdi nya
>「私 の 言葉 を necdi nya」

imi hyu omta turam nya ama nos ki wor kit 
uno!
>「私 である これ 言葉 は ama nos ki を(の?) kit uno!」

2018年1月11日木曜日

ミズダ語(カムツ語らしい)解読(できません) #1

以下のは雑記・考察ログです。すでに変更・更新された過去の設定などが数多く含まれている可能性があります

ある日、人工言語を使ったYoutuber動画というふれでこんな動画を見た。





という訳で対訳と文章化から始めていこうかな。原語文の#.は字幕原文にはない、文参照用の番号だからね。後付けだけど、言語名は仮にミズダ語とでもしておこう。英語だとMizudian? Mizudish? Mizudese? Mizuda?……えいごわからん。

#1

1.ya ama yomi beno nya ine nus kam mi
はい 皆さま はじめまして

2.imi hyu amu-fo
私の名前は アムフォ

3.Youtuber(原語発音) wor ine nc
Youtuber? というのをはじめてみました

4.i yo mi nya amara ki wor wic amu
どうぞ よろしくお願いします

5.imi minoki hyu amu-fo
私の名前は アムフォ

6.amu hovi fo ram amu-fo n
アム(想う)とフォー(風)でアムフォです

7.nu? betu-noki?
え? 姓?
(/tu/は[tsu]に近く聞こえる。)

8.beno tine nontu-mita hyut ems omta fotp n~
もう貴族ではないので姓はないです

9.betu-noki wic ns
姓ほしいですねえ
(/ns/は[nus]に近く聞こえる。)

10.hotu mizuda hyu inemi
出身はミズダ王国

11.beno omra be[bi:] kosom ns kam edoru hoturus ru fic wo kamtu wor ram nyo yomi Nt~
今はそこの北との国境のエドルの街からお送りしています~
(/Nt/は最後の/t/が摩擦気味に聞こえる。)

12.yomi hop Kamfotu be nyo ram rus/ douga? ns komerann? nyo hovirus
お便りがあればここに手紙を送るか 動画?のコメント欄?にお願いします

13.nociho hyu ficram hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus
特技は音楽と 異世界語の読解です。
(nociho hyu ficram, hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus[?])

14.yomi ficram wor wic?
(字幕が付いていない、ここで気づいたがcはnocihoでは[ʧ]っぽいが、ficramでは[k]で発音されているように聞こえる。)

15.Yomi amu wic? amu?
音楽聞きたいですか?
(/amu/は[am]と発音することが許容されるようだ。)

16.fu-nu nom nya ram fic
フフーンじゃあ後でやります

17.tinetu kamtu・・・omta rus ns turam
異世界語っていうのはこの・・・下に出てる言葉のことです

18.nec bec turanom ns ho ns kampas ru tinetu nyo tu ramom ems omtan ns kamtu n
ときどきよくわからない機械や本がこちらに流れ着くんですが
[ramomのあと]そこで使われている言葉のことですね

19.donon hyu be-necnom hyut amara kn!
呪術師は必修なんですが、すっごく難しいん[見切れていて読めない]

20.imi cnom amara rus!
ではまた会いましょう!

21.ram non
つづく

単語解析

imi 私

hyu ~である(繋辞)
>2.も5.も「私の名前はアムフォ」だから多分どちらかがどちらかである。後者はminokiが挿入されてるが前後の単語の変化などはない。10.でも出てるが、「王国 ミズダ である 出身」と考える(NA語順)と、minokiがimiの後に挿入されたことが説明できない。もしかして、無標でリパライン語と同じように前後修飾が可能とかそういう(発狂)

amu-fo アムフォ
>登場するYoutuber本人の名前。

nu? え?

betu-noki 姓
>7.の文の構成から確実かと思ったが、その後の文ではこの単語が出てきていないので怪しいが、再度長ったらしい合成語を使うのを避けて代名詞を使ったかもしれない。ハイフンで繋がれているので何らかの合成語なのだろうか、amu-foも形態素に分けて説明できるあたり、多分そうだろう。9.では同じ語が使われている。

mizuda ミズダ王国
>該当異世界Youtuberの出身地、詳細は不明。

edoru エドル(の街)
>#1における撮影地(?)ミズダ王国の北、国境に接する街。

douga (日本語「動画」の音写)

komerann (日本語「コメント欄」もしくは「コメ欄」の音写と思われるもの)

hotu 出身(?)
>cf. "hyu ~である(繋辞)"、hoturusと関係があるかもしれない。

tinetu kamtu 異世界語
>13.及び17.のどちらにも出ている。それ以外に被っている単語はnsのみだが頻出語だし、こんな短い単語に「異世界語」って語義は付かないだろ(人工言語作者としてあるまじき発言)。

kamtu 言語(?)
>上記の他に18.及び11.に出てきている。11.はなんか用法が違うが長文だから意味が取れない。保留。

tinetu 異世界
>18.にも出てきているが、訳とは違って直訳では「異世界から(こちらに)」と書いているかもしれない。

wic ~したい(?)
>4.及び9., 14., 15.で登場している。4.はnsが後置されており、15.はamuが前に来ている。もしかしたら、14に字幕が付いていないのはミスで、13.のficramが音楽で「yomi 音楽 wor したい」という構成で15.の字幕はこちらに付くべきだった?

ficram 音楽
>上記参照。13のhyuは文が続いているのではなく、ficramの後で一回切れているのではないか。すると予想通り、nociho hyu ficram 「特技 である 音楽」、nociho hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus. 「特技 である 異世界 言語 ns hovirus 解読(?)」という要素に分解できるわけだわな。

kam-*
>kamから始まる語、kamtuは言語、kampasは本、kamfotuは手紙、kamrusは解読で言語に関係する語根なのでは?という説、すると13.は「nociho である 音楽 である 異世界 言語 ns hovirus 解読」となるが、異世界語と解読の間にあるnsとhovirusが謎だ。

minoki 名前
>後から気付いたがminoki(名前)とbetu-noki(姓)は似ている。imiは前置されていた。"imi minoki hyu amu-fo"はこれで完全に読めるようになった。

amu 「想う」?
>「想う」だと、15.が「Yomi 想う したい? 想う?」になる。まさかwicが結構曖昧な概念とか(発狂)

ine はじめる
>「はじめる」では?(cf. 1.と3.)

ns ~の~(属格の後置詞)
>betu-noki wic nsが「姓 したい ns」なのでnsは詠嘆の助詞のようなものか?いや、なんか「動画?のコメント欄?」に対応して"douga? ns komerann?"なんだから属格の後置詞じゃね?あ、後置詞?SVOじゃねえのかよ。いや、SVO言語でも後置詞言語はあるやろ(知らんけど)。ん?てか"tinetu kamtu ns hovirus kamrus"だったら「異世界言語(の)hovirus 解読」で意味通るやんけ?

omta(-*) そこ(その?) ここ(この?)
>nsが属格なら"ems omtan ns kamtu n" 「そこで使われている言葉のことですね」や"omta rus ns turam" 「この・・・下に出てる言葉のことです」もつじつまが合いそうだ。8.での用法は良く分からないし、omtan nsの意味は良く分からないが。

nociho 特技
>cf. ficram

hovirus ?
>hovirus kamrusの節で「解読」を表しているのは分かるが、hovirusの用法がさっぱりだ。12.で「にお願いします」に当たっているのは"nyo hovirus"だと思うが、nyoの意味が良く分からん。"douga? ns komerann? nyo hovirus"が「動画?のコメント欄?にお願いします」に相当するなら、nsが後置詞であるなら、nyoが向格の後置詞かもしれない。それにしても、hovirusは分からない。6.ではhoviが出ていて、kamrusはkam-rusに分解できそうだが-rusがあったとしてその意味も良く分からない。

nociho hyu ficram hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus
「特技 である 音楽 である 異世界 言語 の hovirus 解読」

nyo ~に(?)
>上記参照。

rus 下
>cf. 17、「異世界 言語・・・これ rus の turam」なので多分、この語順なら「下」と解釈していいだろう。そしてturamは「言葉」と。ただ、20.での使い方が良く分からない。12.の"rus/ douga? ns komerann?"が「下の動画のコメント欄」的な意味かと思ったが、どうだろうか。

turam 言葉
>上記参照。

hovi ~と~
>cf. 6.、単語を並列している。

yomi ?
>代名詞か何かの機能語?

wor ?
>対格の後置詞かなあ?

memo of memo


  • 多分ANだよ([hotu mizuda]案件が終わってねえけど、tinetu kamtuだしなあ)
  • 多分SVOだよ(動詞はhyuしか読めてないけどな)
  • 多分Poだよ(SVOじゃn(ry
  • amuは「想う」で、foは「風」と言っているのは信用すべきか(メタだぞ、自重しろふぁふす)

音韻集計

面倒なのでALCIS cloworを使うなどした。

#集計結果
総文字数 1356

A 54
B 11
C 17
D 4
E 24
F 12
G 1
H 17
I 43
J 0
K 16
L 0
M 61
N 55
O 59
P 3
Q 0
R 33
S 23
T 34
U 3
V 3
W 9
X 0
Y 21
Z 1

とりあえず作文したもの




  • Imi minoki hyu fafs. betu-noki hyu fafs. Imi wic hotu mizuda kamtu ns hovirus kamrus.  「我が名はfafs。姓はfafs。我はミズダ王国語の解読を望む。」